昨日チラリとご紹介したとんでもないナローですが、全体像は↓↓↓こんな感じです。
’７３Ｔをベースにボディを剥離してレストアの上、’７３カレラ純正色でオールペンされています。
もちろん走りに関するもの以外は撤去され、ＪＡＦ戦も参戦可能な完全レーシング仕様です。
フロントガラス以外はアクリル化して徹底的に軽量化され、更にはＪＡＦ戦対応のロールゲージや安全タンク等々の装備を持ち、いつでも戦いに行ける準備は整えられています。
エンジンは’７５の９１１Ｓの２．７Ｌをベースに一旦全バラしてフルチューンし、ＷＥＢＥＲで動かされてますが、２．７Ｌエンジンへの乗え換えについては公認です。
近所を少しだけ乗ってみましたが、レーシング仕様だからといって特別に乗りにくい事など全くなく、快適装備が撤去されている事以外はかなりフツーに乗れてしまいます。
超軽量なボディに２．７Ｌのキャブのビンビンレスポンスの楽しさは今のポルシェでは絶対に味わえるはずもなく、エンジンをかけた瞬間から顔がニヤけてしまいます。（笑）
昨日早速日本自動車査定協会さんにお越し頂き隅々までみてもらいましたが、間違いなく修復歴はないとのお墨付きを頂きました（証明書付き）。
４１年も前の個体で、しかもＪＡＦ戦まで走ってたレーシングポルシェなのに修復歴が無いというのは、マジで天然記念物モノだと思います。
プラグのかぶりやカムカバーからのオイル滲み等が見受けられたので、今日早速ＵＺＩさんに車を持ちこんで整備を開始しました。
週末にはほぼ完璧な状態になって戻ってくると思いますので、戻り次第販売を開始したいと思います。
今現存しているナローのほとんどが、朽ち果ててしまうその一歩手前の状態か、コレクターさんの手によりビッカビカに仕上げられて観賞用の盆栽化している状態です。
フツーにポルシェらしくガンガン乗って楽しめる現役バリバリのナローは、国内にはこの車を含めてほんの一握り残っているだけだと思います。
ご興味がおありの方はお早目にご連絡下さい（080-3217-0911 ホンダ迄）。