'91 964 Carrera2 Tip ソリッドブラック

黒い964の修復歴について

先日から販売を開始させて頂いている黒い964C2(Tip)ですが、修復歴についての問い合わせを何件か頂いてます。

今日はその部分についてご説明したいと思います。

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この車両の「修復歴」とさせて頂いている箇所ですが、トランクのフロアパネルとフロントパネルに跨る損傷があるので念のため「修復歴あり」という扱いにさせて頂いております。

その箇所を画像でアップすると、⇊この部分になります。
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↑の画像だけでは何のことやらわからないかも知れませんが(笑)、もっと具体的にその箇所をアップしますと⇊ココです。
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ポルシェの車高は低いので、この程度のアゴを引っかけたキズは、きっとポルシェに乗ってる人なら見慣れてるものだと思いますが、このキズも日本の中古車の査定基準と照らし合わせると、大きさや場所次第では「修復歴あり」という扱いになってしまう事があります。

具体的に↑の画像で言いますと、フロアパネルのキズが厳密に言うとフロントパネルにも1mmほど被さってしまってます。

964のフロント部分は構造的にフロアパネルとフロントパネルがアゴの角の部分で接合されているのですが、その角を跨いでキズが付いてしまっていて、且つ、大きさがカードサイズより大きい物だと「修復歴あり」という扱いになってしまいます。

「修復(修理)」もしてませんし、事故歴もないし、もちろん走行に影響がなくてもそういう扱いになってしまいます。

えーっ!そんな殺生な。。。と思われる方も多いと思いますけど(ボクもそう思ってます)、中古車査定のマニュアル通りに査定を行うと「修復歴あり」という扱いになります。

ただ、ここまで厳密に査定を反映してしまうと、それこそ世の中の964の大多数が「修復歴あり」なんじゃないの?って事になってしまいますので、この程度のキズについては「フロア突き上げ跡あり」として修復歴ありの扱いにはしない査定士さんも沢山いらっしゃいますので、この車両の場合は査定する人によって査定結果が分かれる事が往々にしてありうると思いますが、うちの場合、販売車両の修復歴の有無については、迷ったら厳しい方を前提にして販売させて頂いてますので、この964の場合は「修復歴あり」の扱いとさせて頂いております。

「修復歴あり」という表記を見て、ちゃんとした車かどうか心配されている方もいらっしゃるかも知れませんが、このような内容ですのでどうか安心してご検討下さい。(^^;

-'91 964 Carrera2 Tip ソリッドブラック
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