最近は何かとバタバタしていて、なかなかブログをアップする時間が取れず、少し間が空いてしまいました💦
ご紹介したい事はたくさん溜まっているので、少しずつアップしていきたいと思います。
まずは先週の月曜日。
午前中に赤い’71年式911Tを納車させて頂いた後、午後はダブルヘッダーでMさんの’65年式911SWBを納車させて頂きました。
実はもう少し早い日程で納車させて頂く予定だったのですが、台風や天気の影響で何度か延期になりました。
さすがにこの車を雨の中で納車するわけにもいかないので、天気と相談しながら予定を変更させて頂き、ようやくこの日に納車させて頂く事が出来ました。

Mさんは、ポルシェに関してはこれまで最新モデルを乗り継いで来られた方です。
ただ、元々は大の旧車好き。
’50年代のアメ車やビンテージハーレーを何台も所有されていて、ハーレーのナックルをバラして自分でOHしてしまうほど、メカ弄りも大好きな方です。
そう考えると、この最初期型のアーリー911は、まさにMさんに乗って頂くためにあったような車なのかもしれません。


ただし、この’65年の最初期モデルの911。
見た目は最高にカッコイイのですが、乗るとなると、なかなか手強いです。
特にこの年式に装着されているソレックスキャブはかなりクセがあり、コツを掴むまではプラグをかぶらせてしまいがち。
一度かぶらせてしまうと簡単には機嫌を直してくれないので、普通の車の感覚で乗ろうとすると、なかなか苦労させられる車です。
実際、この年式のすぐ後にウェーバーキャブへ変更されているのですが、この車のクセの強さを経験すると、
「なるほど、そりゃ変更されるよね」
と妙に納得してしまいます。笑
でも、Mさんの場合はむしろ逆。
簡単に乗りこなせないと言われるほど燃えてしまう性分らしく、この’65年式を完全に征服するべく、日々頑張って練習して頂けるそうです。笑

納車後には工場にもお越し頂きました。
これから先、時にはプラグをかぶらせてしまい、ご自分で交換しなければならない事もあるだろうという事で、実際にプラグ交換のやり方をご説明させて頂きました。
今のポルシェなら、こんな事はまず必要ありません。
エンジンをかけて、Dレンジに入れて、アクセルを踏めば誰でも速く走れます。
でも、61年前のポルシェはそうはいきません。
その日の気温やエンジンの機嫌を感じながら、アクセルの踏み方ひとつにも気を遣う。
時には失敗してプラグをかぶらせ、自分で工具を持って直す。
そんな面倒臭さまで含めて付き合いながら、少しずつ車のクセを理解して、自分のものにしていく。
簡単には手名付けられない、こんなクセツヨなビンテージポルシェを、何事もなかったかのようにカッコよく乗りこなしてこそ、本当にカッコイイポルシェ乗りなのかもしれませんね。

これまで最新のポルシェを乗り継いで来られたMさんが、今度はポルシェの歴史の原点ともいえる最初期の911と、どんな時間を過ごしていかれるのか、ボク達もとても楽しみにしています。
もちろん、今後もスタッフ一同で全面的にサポートさせて頂きますので、この手強い’65年式をぜひ完全に手名付けて、最高のポルシェライフをお送りください。
この度は大変ありがとうございました。