今回初めてココにアップしますが、1年程前から常連のNさんと’84のSCRSのレプリカを製作中です。
ベースはナント本物の930ファクトリーターボルック。
’85のD車ですが、この年に日本に正規輸入されたファクトリーターボルックはナント8台!
そのまんまでも既に希少な車両をベースに、’84年に20台しか生産されなかったSCRSのレプリカを作ってます。(^^)
SCRSは言わずと知れた幻の名車ですが、’84年にポルシェがWRCにエントリーする為にグループBのホモロゲーションの取得用に20台だけ生産された車です。
ターボ同様のオーバーフェンダーやSCRS専用の前後バンパーやミラー等、独特の雰囲気を醸し出してますが、今回はオーナーのNさん自ら世界中からパーツをかき集め、限りなく実車に近いレプリカを製作しています。
集められたパーツはバンパー等の外装パーツはもちろん、独特の形状のシートやリアの小さなリフレクタ、ナンバー灯まで徹底的にオリジナルに近づける事にこだわり(リフレクター等の小物類はオリジナルパーツを使用)、どうしても調達出来なかったドアミラー等はワンオフ製作しています。
ベースがファクトリーターボルックなので、フェンダーはもちろん足回りやブレーキはオリジナルと同様930ターボ用というのもわざわざこの車をベース車両に選んだ理由の一つです。
ただ、エンジンだけはSCRSと同じものを製作するのは困難なので、3.2Lをピカピカにレストアしてから搭載します。
この車両の製作は、空冷ポルシェのボディワークで定評のある岐阜のサンバーストさんにご協力頂いてますが、これからクーラーの調整や燃料タンク等の小物類のリペア等を進めて行き、そのあと東京に持ってきて内装類を仕上げて行きます。
これが完成すれば、また面白いポルシェが日本に一台増える事になります。
完成が楽しみです!(^^)