今日は天気もよかったので、青い993カレラSを少し動かしてました。
久し振りにこの車に乗りましたが、やっぱ楽しくてイイですね!
993は空冷ポルシェの中でもどの操作をするにしても1番カチッとしてる感覚で、特にこの’97年式の最終モデルはどの操作をするにしても節度よく動いてくれます。
それが乗るたびにいちいちそれが車から伝わってくるので、それらを感じ取りながら車と接しているだけで、「あー、いま超いいポルシェに乗ってるんだ」という幸せな気分に浸れます(変態)。
それは乗る時にドアノブを引っ張るとカチャって音がした時や、運転席に座ってドアを閉める時のキーンっていう金属音から始まり、クラッチを踏んでシフトレバーを1速に入れた時のカクッと入る感じや、クラッチをミートした時にクラッチペダルから伝わってくるエンジンのトルク感・・・等々、乗り始めてから車が動き出すまでだけでもいちいち車からめっちゃイイ車感が伝わってくるので、ホントそのあたりを少し動かすだけでも十分楽しめます。
これはコンディションの良い993であればどの個体であっても感じ取ることが出来るのですが、特に’97年最終モデルはそれらのカチッと感が1番強く感じ取ることが出来ます。
これは’94年に993が発売されてから毎年各部の細かな改良が重ねられていった結果なのか、新しい年式のほうが各部のヤレが少ないからなのかそれはよくわかりませんが、この車に関して言うと993のカチッと感が今までやってきたどの993よりも強く感じます。
これは993に乗った事がある方であれば、この車に触れて頂くとすぐに言ってる事がわかって頂けると思います。
それと、今日一般道を走らせてみてあらためて感じたのが、車高調が入っていて車高が低められているのですが、足の動きは極めてしっとりしなやかで、環七の路面のギャップなどはほぼ完璧に吸収しながら走ってくれるので、派手目な見た目とは裏腹にとても乗り心地がいいです。
これは付いてる車高調システムそのものの性格や味付けが乗りやすくなってるという事もありますが、993はそもそもボディ剛性が高いのとストラットの付け根もしっかりとしてるので、足がよく動いてくれているから、車高調の味付けとボディ剛性の相乗効果でとても乗り心地が良くなってます。
エキゾーストについてもマニホールドから交換されてフルエキになってますが、音量はとても控えめでノーマル+αくらいしかないので、周囲に迷惑をかける事もありませんし自分自身も疲れませんので、そこも乗りやすくて良い所です(ノーマルのエキゾーストも付属します)。
もちろんエアコンなどの快適装備もきっちり動いてますから、これなら街乗りでも全く苦になりません。
もちろん乗り心地が良いだけではなく、フライホイールとクラッチがRSの軽量版になってますので、ブリッピングした時のエンジンレスポンスがビンビンです。
それもナローのようなビンビンさとはまた一味違っていて、吹かした時の回転の上がり方にパンチがあり、力強さが伴うレスポンスで好きな人は間違いなくハマっちゃうと思います。(^^)
この車両、以前は委託販売の車両でしたが現在は下取りさせて頂いて当社の在庫車両となっており、価格も以前よりリーズナブルに販売させて頂いております。
希少な993カレラSですがカレラの6MTと同じくらいのご予算で狙える車両ですので(同じ年式で比べるとむしろカレラより安いくらいです)、MTの空冷ポルシェをお探しの方には絶対オススメです。
気になる方は是非お電話でお問合せ下さい。(080-3217-0911 ガレージJ本田まで)