先日から販売させて頂いているポーラシルバーの993ですが、リフトに上げる機会がありましたので下回りの画像をアップさせて頂きます。
993はエンジンのアンダーカバーを取ってエンジン下回りのオイル漏れの状態を確認するのが購入する時の必須条件だと思うのですが、これがこの993のエンジン下回りです。
車に詳しくない人が見ても一目瞭然だと思いますが、オイルでベタベタしたところもなく非常にキレイなエンジンです。
この車両は走行距離が5万キロ台とかなり少ないのですが、距離が少ないからといって必ずオイルが漏れてないか?というと全くそんなことはなく、距離が2万キロでも3万キロでの漏れてる車はじゃんじゃん漏れてますし、20万キロ走ってる車でも漏れてないヤツは漏れてないので、いつもこのブログで申し上げてる通り空冷ポルシェの走行距離と機関のコンディションとは 全く相関関係はございません。
要は走行距離よりどれだけちゃんと走りながらメンテされてるかとか保管状態とか走り方によってコンディションなんて大きく変化しちゃいます。
ましてや前にも何度か言った事がありますが、空冷ポルシェの機械式のオドメーターは何年かに1回はプラスチックのチープなギアが割れて止まってしまいます。
すぐに修理されていれば何も問題はないのですが、数年間そのまま放置されてるって車もザラにありますので、そもそも空冷ポルシェのオドメーターの距離はあてにはなりません。笑
なので、オドメーターの走行距離は鵜呑みにせずに、現車を見て実際のコンディションを自分の目で確かめるっていうのが個体を選ぶ上での最低条件になります。
で、どこを確認すればコンディションのチェックが出来るのかっていうのは、この記事でそれをとてもとても書ききれませんので、過去の記事をくまなくご覧頂くか、ボクに連絡して聞いてください。笑
とはいえ、一般人でもせめて何か空冷ポルシェを見極めるポイントはないの?と聞かれれば、車を見るより売ってるお店の販売体制を見たほうがわかりやすいかも知れません。
販売体制とは、具体的には自社工場を持っているかどうかです。
メカニックの人件費や工場設備という高い経費をわざわざかけてまで自社工場を持っているのは、「自分のとこで売った車は責任持ってとことん面倒をみますよ」という、お客様やお客様に買って頂いた車と心中する覚悟の表われです。
言っておきますが、「自社工場を持っていますよ」というのと「外部に提携している工場がありますよ」というのは全然意味が違っていて、お客様や販売した車に対する責任感で言うと、ボクに言わせれば全く逆の意味になると思ってます。
どっちが車を販売したことに対する責任感が強いかというと、それは言わずもがなですよね。
経営的に目先の利益を確保する事だけ考えるのなら、自社で工場なんか持つよりは外部の提携工場に整備を丸投げするほうが効率的ですし儲かりますが、お客様とお客様の車をきっちり守り切ることを考えると、他社の都合に影響されない「自社工場」を持つことが必須になりますし、ポルシェのノウハウを蓄積するにも「自社工場」を有することが必須です。
話がかなり脱線してしまいました・・・💦
で、⇊これがフロント側の下回りです。
この車両はフルオリジナル車両となりますので、足回りも純正のBOGEが入ってます。
ちょっと脱線した記事になってしまいましたけど、このバリモンの993はまだ絶賛販売中ですので、気になる方は080-3217-0911(ガレージJ本田)までお問合せ下さい。