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ナローの存在感

先日やってきたナローちゃん、存在感がもの凄いです。

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73カレラの純正色でレストア&ペイントされてるだけあって、見た目は73カレラそのものなので何時間見てたって飽きません。

ボクはずっと前から↓↓↓こんなのを持ってるんですけど、コレの1/1スケール版が目の前にあるかと思うとワクワクせずにはいられません。(^^)

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もちろん年式は同じでも本物の73カレラではないので「所詮73ルックじゃん」って思われる方もいらっしゃるかも知れませんけど、JAF戦対応はじめ、やってある内容から考えると、ボクを含めた「ポルシェは走ってなんぼ」と捉えているポルシェファンにとってみれば本物の73カレラよりもっと刺激的なナローです。

コレクター的に「希少性」や「オリジナル」を追い求める方にとってみれば、確かにこのナローは「イジリ物」ですから魅力的には映らないかも知れませんが、あくまでもナローの走りを楽しみたい方にとってみれば、この現代でもガンガン戦える現役のナローはこれ以上ない魅力を持っていると思います。

パッと見はキレイに見えるナローでも、ポルシェらしくちゃんとまともに走れる個体なんてほんのごく僅かしか残ってないはずですから。

古いポルシェが好きな方ならご存知かと思いますけど、ナローの年代のポルシェのボディは博物館に飾ってあるような個体以外は、パネルの溶接箇所や足回りの取り付け部分など力の加わる場所と水のたまりやすい場所には錆や腐りが発生しているのが当たり前で、一度バラバラにしてレストアしない事にはどうしようもありません。

このナローのように、前オーナーさんの手によってボディはフェンダーまでバラバラにされた上で完全に剥離して、更にその上で完璧な下地処理を行いレストレーションされた個体は、まず少ないとみて間違いありません。

ましてやフツーにナローを買ってきて、自分の手でレストレーションしようなんて事は、費用面や手間を考えてもまず現実的ではありません。

このナローに散りばめられている各箇所の魅力については、今後の記事の中でも少しずつ紹介していきますが、ここまで状態が良くて凝った造りになっているナローは個人的に他には知りません。

このナローに触れてみると、ナローの築いた時代があるからこそ今の911があるという事をあらためて感じさせられます。

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