昨日、宮城のSさんにご購入いただいた 996.2 GT3 を納車させていただきました。
Sさんには奥様とご一緒に、わざわざ東京までお越しいただき、自走で宮城までお帰りいただきました。
心配していた天気も、出発からご帰宅まで一滴の雨にも降られず、無事に辿り着かれたとのことで本当によかったです。
おとといまでは台風の影響で一日中雨でしたので天候が気掛かりでしたが、S様はきっと“晴れ男”なのでしょう。日頃の行いの良さが功を奏したのか、絶好の納車日和になりました。
以前の記事でも触れましたが、Sさんはつい最近まで’84カレラ(930)にお乗りでした。
そのお車を手放されたあと、しばらくして“ポルシェ禁断症状”が出てしまい、心に響く一台を探されていたとのこと。
同じ宮城にお住まいのお客様K様からのご紹介もあり、結果的にこの 996.2 GT3 とめぐり逢われました。
このGT3は、930を手放したことで生まれた心の空白を、きっと満たしてくれる存在になると思います。
長年930に乗られてきたSさんには、きっと感じ取っていただけると思いますが、996.2 GT3 は、空冷時代の美学を水冷時代の幕開けで完成させた、いわば「アナログと精密の境界線」に立つ名車です。
911の系譜の中でも、空冷時代の人間の感覚に訴える素のドライビングフィールと、水冷時代の“剛性感と精密さを高次元で融合させた希有な存在で、まさに「空冷と水冷の魂をつなぐ911」だと思います。
これからのドライブシーズン、ぜひ996.2 GT3ならではのピュアな走りを存分に味わっていただければ幸いです。
この度は遠方より、ガレージJのポルシェをお選びいただき誠にありがとうございました。
Sさんの新しいポルシェライフが、これからも素晴らしい時間になるように祈ってます!