昨日は、ラグーングリーンメタリックの’88 カレラ(930)を、静岡のIさんにご成約いただきました。
この930は先週入庫したばかりのフレッシュな一台なのですが、Iさんからは以前より「程度の良い930を探してほしい」とご依頼を頂いていました。つい先日も別の候補車があったものの、ほんのタッチの差で他へ決まってしまい、こちらとしても申し訳ない気持ちでいっぱいだったんです。
なので今回、この930の入庫が決まった瞬間にすぐIさんへご連絡。
するとすぐに現車確認にお越しいただき、じっくりご覧頂きながらじわじわとハートを掴まれていったご様子で、トントン拍子にご成約となりました。



この車には“特別”と言える魅力がいくつもあって、まずは希少なラグーングリーンメタリック。現車を見ると分かりますが、光の当たり方で柔らかく色が変わっていく、なんともオシャレで美しいカラーです。加えてコンディションも抜群。
そしてもう一つ、この個体を語る上で外せないのが「二桁ナンバーを維持している」という点。いまや街中で見かけることすら少なくなった番号で、これだけでも大切に扱われてきた歴史が伝わってきます。
さらにビックリしたのが、前オーナーさんが作られた“立派な冊子”が付いてきたこと。
この冊子には、車両の魅力や特徴、メンテナンスのポイントまで丁寧にまとめられていて、まさにこの930の「取扱説明書兼ヒストリーブック」。
今回が空冷ポルシェ初となるIさんにとっては、これ以上ない心強いパートナーになると思います。
こういう細かいところに、前オーナーさんの愛情と、この個体の良さがギュッと詰まってますよね。




昨日はIさんと一緒に、僕の運転で近所をひとまわりドライブしてみましたが、助手席からでも「運転そのものが楽しい」という930らしさをしっかり感じてもらえたんじゃないかなと思います。
これから他の納車準備も続いているため、この930のお渡しは年明けになってしまいますが、どうぞ楽しみにお待ちくださいね。
Iさん、この度はご成約いただき本当にありがとうございました!