昨日は、いつもお世話になっている常連のMさんからご紹介頂いたKさんに、’73年式911Sタルガ改3.6を納車させて頂きました!
この車を当ブログでご紹介するのは初めてなのですが、実はこちらの車両、前オーナーさんが他社様で製作された、かなり手の込んだスペシャルな一台なんです。
先日、前オーナーさんからご売却のご相談を頂いたのですが、ちょうどそのタイミングでMさんから「空冷ポルシェを探している方がいる」とのお話を頂き、Kさんにこの車をご覧頂くことになりましたが、実車を大変気に入って頂きその場で即決頂きました。
まさにタイミングとご縁が重なって、今回のお話がまとまりました。



この車両は、ベースが’73年式911Sタルガというだけでも十分に魅力的なのですが、実はその中身がとんでもないことになっています。
まずエンジンは、964用の3.6Lフラット6をオーバーホールしたうえで換装し、それに合わせてミッションも930用の915ミッションへと変更されており、エキゾーストにはワンオフで製作された手曲げのタコ足が奢られています。
さらに足回りにはアラゴスタ製コイルオーバー、ブレーキには964用が移植されるなど、そのクラシカルな外観からは想像もつかないほど本格的な内容です。
見た目こそナローの優雅な911Sタルガですが、その中身はそのままサーキットに持ち込んでも十分に楽しめそうな、かなり戦闘力の高い仕様に仕上がっています。


しかも、この車の素晴らしいところは、単に走りを追求しただけの車ではないというところにあります。
なんと電動エアコンまで完備されているんです!
さらにインテリアも全面的に張り替えられており、クラシカルな雰囲気を大切にしながらも、現代の交通事情の中で快適に乗れるように仕立てられています。



ナローならではの軽快なボディに3.6Lエンジンの強烈なパワー、そして快適性まで兼ね備えた、まさに良いとこ取りの一台です。
これだけの内容を一から製作しようと思ったら、相当な時間と費用が掛かることは間違いありません。
前オーナーさんのこだわりと愛情が随所に感じられる、本当に素晴らしい車両だと思います。




さて、今回オーナーになられたKさんですが、これまではワーゲンバスを中心に、フォルクスワーゲン系の空冷車の世界にかなり深くのめり込んでこられた方で空冷エンジンの魅力は十分にご存じのKさんですが、ポルシェを所有されるのは今回が初めてになります。
同じ空冷水平対向エンジンとはいえ、フォルクスワーゲンとはまた違ったポルシェならではのエンジンフィールや走りの楽しさを、これから存分に味わって頂ければと思います。
それにしても、初めてのポルシェがこんなスペシャルな911Sタルガとは、なかなか贅沢な空冷ポルシェデビューですよね!(笑)
ぜひこれからはポルシェの魅力にもどっぷりと浸かって頂き、末永く楽しんで頂ければ嬉しいです。
Kさん、この度は数あるポルシェ専門店の中から当社をお選び頂き、誠にありがとうございました!
また、今回の素晴らしいご縁を繋いでくださったMさんにも、心より感謝申し上げます。
これからのポルシェライフもしっかりとサポートさせて頂きますので、今後とも末永いお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします!