昨日は黄色い７３Ｔ改ＲＳＲが新オーナーさんのもとへ旅立って行きました。
ツインリンクモテギで９１１＆ポルシェマガジンさんの取材に新オーナーさんのＯさんにも立ち会って頂いたのですが、そのあと一緒にご自宅まで車を運ばせて頂き無事納車が完了しました。
この車はエンジンの仕様がほぼ往年のレーシングカーそのものなので、実はエンジンを始動させるだけでもいくつか手順通りに操作を行わなければいけないという「儀式」が必要な車で、この「儀式」を経てからでないと、なかなかエンジンが目覚めてくれません。
それだけではなく、エンジンが目覚めてからもいくつか注意を払わないといけない箇所もありますし、「こうなったらココをこうしてみて下さい」的な箇所もいくつかありますので、それらを詳細に説明させて頂きました。
また、「儀式」に必要な道具などもいくつかあり、それらもご説明させて頂いたので、ボクが帰った後、多分Ｏさんはオートバックスに道具を買いに走られたのではないかと思います。（笑）
’７３年当時のレーシングカーに近い車ですので、フツーの車のように気軽にヒョイっとは乗れませんが、こういった「儀式」や一連の操作や手順を「面倒くせ～！」と思うか「く～っ、たまんねぇ～！」と思えるかが、こういう車を乗る事に適した重度の変態さんかどうかの境目だと思います。（笑）
新オーナーのＯさんはもちろん後者の方ですので、安心してこの車の今後をお任せ出来ると思います。(^^)
多少手間はかかるかも知れませんけど、こんなポルシェはなかなか出てきません、一生モノですよ！
この度は数ある中かたガレージＪのポルシェをお選び頂きまして大変ありがとうございました！