日々のガレージJ

修復歴のチェック

先週新しくやってきた964と997を2台まとめて日本自動車査定協会の査定士さんに見てもらいました。

2台とも予定通り修復歴はありませんでした。
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ウチにやってくる車はこうやって1台1台修復歴の有無を確認し、証明書を発行してもらってるのですが、

査定士さんにお聞きしてみると、意外とこういう風に全ての入庫車をチェックしているところって

少ないらしく・・・つか、ほとんど無いそうです。(-"-;

この事はかなり前にもブログで書いた事がありますし、初めてそれを聞いた時は「マジ〜っ?」って思いましたけど、

未だにその状況は変わってないそうです。
ボクもこれだけ年がら年中かなりの台数のポルシェを査定士さんと一緒にチェックしてると、

ほとんどの「怪しい車」は見分けが付くようにはなってしまってますが、

それでも事故車をうまく直す技術は年々向上しており、情けない話ですけど事故車を100%見分ける自信は

正直ありません。

だからこそ、経費のかかる事は承知で全ての入庫車を査定士さんにチェックしてもらっているのですが、

これを怠ってしまってはお客様に自信を持ってウチの車をオススメする事が出来ません。
よく、お客様から買い取りや下取りのご依頼を頂いて現車確認をさせて頂くときに、

必ずと言っていいほど「買った時には修復歴はないと言われて買ってます」とお聞きするのですが、

ウチの実績ではその中の3割前後からは残念ながら修復歴が見つかっており、

お客様がご希望される金額で買い取れない事が多々あります。
確かにポルシェは特にフロント部分をぶつけても走行には支障が出にくい車なので、

長年修復歴のある個体に乗っていても気が付かないケースも多いですし、

ポルシェの走りは十分堪能出来るのかも知れません。

でも、修復歴がある事を承知で安く買って楽しんでるのと、修復歴がないつもりで普通の値段で買って

売る時になってから修復歴がある事が判明し、買い叩かれてしまうのとでは全然訳が違います。

自分で事故って修復歴が出来てしまうのならいざ知らず、修復歴がないと思って乗ってたのに

実は修復歴がある車だったっていうのは、走行に支障があろうがなかろうが精神的にかなりショックですよね。
そうならない為にも、特にポルシェを買うときは修復歴がないという第三者機関の証明書付きのものを

選ぶ事をお勧めします。

ポルシェは他の車種とは違って古くなっても価値のある(値段の付く)車です。

だからこそ、キレイに直して利益を得ようと考える人が多いという事も決して忘れてならない事実です。

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