Tさんにご用命頂いた’85カレラナロールックの3本出し可変バルブ付きマフラーのワンオフ製作が終わりました。
今回はナローのように後ろからチラリと見える横型のタイコを製作し、そこから細めの左右2本出しテールパイプをくっつけて、RSRのようなクラシカルでレーシーな雰囲気に仕上げました。
通常はタイコ経由でこの2本のパイプから排気されますが、サーキット用にもう1本直管のバイバスルートを左側に設けてあり、可変バルブを開くとココから超レーシーな甲高い爆音を奏でます。
そろそろタイヤがヤバイっすね。(笑)
今回はタコ足から完全に等長で製作されており、マフラー部分で集合管になっているのでキレイで痺れる高音になってます。
⇊この部分に可変バルブがあり、1本出しの直管ルートとタイコ経由で排気するルートを切り替えます。(通常はタイコ経由のルートです)
⇊これが今回特別に作ったタイコと2本出しテールパイプです。
こういうタイコは市販されてないので、ステンレスの汎用品を加工したり組み合わせたりして作った完全ワンオフ品です。
車両を遠巻きに見ると⇊こんな感じです。
音も排気効率もイイですが、見た目も超カッコイイです。(^^)
ナローやナロールックは見た目も重要ですが、往年のRSRのようなテールパイプが2本突き出してるようなマフラーにしようとすると、集合管の甲高い音色を諦めないといけませんし、逆に音色を重視するとルックスがRSRっぽくなりません。
その点、このマフラーは2本出しの見た目のカッコ良さと1本出しの集合管の音色の良さをいいとこ取り出来ており、こんなエキゾーストシステムは今までどこにもなかったんではないかと思います。
今回はマフラー以外のちょっとした整備もご依頼頂いてますのであと少しだけお時間頂きますが、年内には納車させて頂きますので楽しみにしてて下さい。(^^)