先日Kさんにご購入頂く事になったグランプリホワイトの964ですが、今週火曜日に日本自動車査定協会さんに査定して頂いて状態を確認して頂きました。
査定結果は予定通り修復歴はありませんでした。
この964は委託販売車両で、やってきた直後に嫁ぎ先が決まってしまったので、とりあえずは当社の見立てで修復歴が無いという判断でKさんとはお話させて頂いてたのですが、これでようやく修復歴が無いというお墨付きが正式に出ましたので、安心してお乗り頂けると思います。
ポルシェの修復歴の有無の判断については、これまで数え切れないほどの台数の見立てを行ってきていますので、当社でもかなりの精度で判別する事は可能ですが、やはり最終的には日本における中古車査定の総元締めである日本自動車査定協会さんのお墨付きを頂くまでは正直不安です。
「不安って、、プロなのに?」って思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、やはり人間がやる事ですから見落としてしまう可能性はゼロではありませんし、それに空冷ポルシェともなると20年以上経っているので、時に 新車に近い時期に修理された跡などは見落とされやすかったりします。
加えて昨今の板金修理技術の向上もそうですが、修復歴には見えない直し方がとても上手い特殊なスキルを持った職人さんがいらっしゃるのも事実で、そういうところで修理された車両については百戦錬磨の査定士でもまんまと騙されてしまう事もあります。
なので当社からお客様に納車させて頂く車両は、1台1台全ての車両を日本自動車査定協会の査定士さんに見て頂き、お客様に安心してお乗り頂ける様にしております(正直言うと、当社が何十年も前の車両を堂々と胸を張ってお客様にお納めする為の精神安定剤的な意味合いもあります。(^^;)。
この「修復歴」に関する話題を書き出すと話が脱線気味になってしまうのでこのへんにしておきますが、これで新オーナーのKさんにも安心してお乗り頂けると思います。