アイドラーズ12時間耐久とボクスターカップの為に先日仕入れてきたボクスターSですが、先日の茂木でテスト走行してみて色々な事が見えてきました。
1.ブローバイ対策
この前筑波のノーマルカップのフリー走行の1ヘア(左コーナー)で煙幕のような白煙を吹き散らしてしまい、オレンジボールで退場させられてしまいましたが(笑)、その原因はブローバイガスでした。
ボクスター・ケイマンでサーキットを走らせる時には左コーナーでよく出る割とメジャー(?)な症状のようですが、同じ年式のボクスター・ケイマン でも出る個体と出ない個体があるようです。
最初はオイルの量に起因しているのかなって思ってましたけどそうでもないみたいで、オイルの量を少なめにして走っても出るときは出るようです。
今回は筑波のモクモク事件の後、キャッチタンクを付けた上で、念のためオイルセパレーターも新調した上で茂木を走ってみましたが、見事白煙は吹かなくなりました。(^^)
この症状は996カレラでも個体によってはたまに出る症状なので、そういった個体には同じ対策をしてやる事でサーキットをブイブイ走れるようになると思います。
それと、パワステオイルが噴き出したらそのままエンジンルームに垂れ流してしまうような構造だったので、パワステオイルにも一応キャッチタンクを付けて対策しておきました。
2.PSM対策
これは911&PorscheMAGAZINEの84号でも、J子姐さんの996ターボの特集の中で挙げられてますが、996世代のポルシェ全般に装着されているPSMが、サーキットで勝手にブレーキを作動させてしまって、フェードが起きやすくなってしまう現象が出るようです。
このボクスターSも例に漏れずPSMが付いてますので、迷わずPSMユニットのカプラーを抜いておきました。
3.ブレーキ
以前の2.5ボクスターの時は、ブレーキ対策せずにサーキットを走ると、4周目くらいからフカフカになってましたが(一般道で普通に走る分には全然大丈夫)、このボクスターSは特に何もしなくてもパッドを換えてやるだけでまあまあイケそうです。
3.2のキャリパーは2.5や2.7とは見た目から全然違い、多分996カレラと同じキャリパーっぽいのでブレーキ容量が全然違います。
このブレーキが付いてるだけでも、3.2のSにした意味は十分あるように思います。
4.ギア比
ボクスターSは2速と3速のギア比が少し離れてしまっているので、筑波のような小さめのサーキットだと、3速がトロく感じます。
もう少しクロスしてくれていると、めちゃめちゃ面白いんでしょうけど、元々ボクスターはサーキットをガンガン攻める様な走り方はあまり想定せずに作られてるんでしょうね。
本来であればギア比を換えてしまいところですけど、そんなお金はもったいないので、そこは車体を軽量化する事でなんとか3速のモッサリ感を少しでも拭い去りたいと思います。
ただ、耐久のコースである茂木では、筑波ほど3速のモッサリ感は感じませんでした。
5.デフ
ノーマルではトーゼンLSDなんか入ってませんので、社外品のLSDを新調しました。
これについてはまだ付けてないので、7/24の耐久の本番までお預けです。(^^;
6.軽量化
これについては是非とも頑張りたいところですけど、予算的な都合で今のところ内装のドンガラ化とフルバケへの変更、ボンネットのFRP化、ドライバッテリー化くらいしか出来そうになりません。
でもそれだけでもかなり変わってくれると思います。
7.足
ウチの場合はリーズナブルに楽しめるJTmodeの33段階調整式車高調。
コレしかないでしょう!(笑)
ホイールはワークM1のディープリムのフロント9J、リア11Jです。
8.排気系
まだ作ってないのでこれから作ります。
ボクスターカップのレギュレーション上、触媒を外しちゃうとマズイみたいなので、触媒を残したままリアまわりで集合管にして、可変バルブで音量調整出来るようにします。
9.ボディ
もちろんこれからJTmodeのフルキットでキメます。(^^)
JTmodeオリジナルフロントバンパー+バーフェンです。
これでコーナーは敵なし?
こんな感じに986ボクスターを7/24の12H耐久までに仕上げていく予定です。
出来上がったらかなりサーキットで楽しめるボクスターが出来上がると思うんですけどねー!(^^)