Kさんからご依頼いただいていた 996カレラ が、ようやく見つかりました。
Kさんとのご縁は、常連のお客様であるSさんからのご紹介がきっかけ。
今回「初めてのポルシェとして 996 カレラ(前期)を迎えたい」というお話をいただき、状態の良い個体をずっと探していたのですが…ご存じの方も増えてきた通り、996も気づけばかなり玉数が減少しています。
さらに「その中から本当に良い個体を選ぶ」となると、正直なところかなり時間がかかります。
ここ数年で相場もグッと上がってきており、以前のように“お買い得な996”というイメージを持ったまま探し始めると、現実とのギャップに驚く方も多いかもしれません。
そして一番のネックは、20年以上が経過しているという事実。
オイルセパレーター、テンショナープーリー、コイル&プラグ、ウォーターポンプ&サーモ、LLCリザーバータンク…
いわゆる “996定番” のメンテ箇所は、交換歴がなければそろそろ寿命というものばかり。
車両本体が昔より高くなっているうえに、納車前整備をしっかりやろうとするとどうしても総額は大きくなってしまいます。
Kさんの996も例外ではなく、時間をかけて見つかった個体ではありますが、整備が必要な箇所は多め。
とはいえKさんには上記のような定番メンテをすべて施工したうえで納車させていただく旨を快くご了承いただきました。
このあたりの理解の深さ、本当にありがたいです。


そしてKさんはお仕事が“デザイナー”ということもあり、クルマづくりにも強いこだわりをお持ちの方。
今回の996も、現状の GT3ルックから素カレラのボディに戻し、ホイールは昔ながらのアロイ風デザインへ。
さらに独自のペイントを施して、一般的な996とはひと味違う、オシャレで雰囲気のある一台に仕上げていく予定とのことです。
これは完成が楽しみすぎますね。
また進捗があればブログでご紹介しますので、どうぞお楽しみに!