先日、イエローにオールペンされたドンガラの９６４カレラ４改カレラ２の３．８Ｌがやってきたのですが、当社のお客様のＳさんにご覧頂いたところ気に入って頂けましたのでご購入頂く事になりました。
Ｓさんには以前９８１ケイマンＧＴＳ（６ＭＴ）をご購入頂いてるのですが、元々９６４カップに乗られていた事もあって、走りに寄せた空冷を追加で探したいとのご相談をお受けしており、これまでにも何台かご覧頂いてはいたものの、なかなかＳさんのお眼鏡にかなう車両がなかったのですが、この黄色い９６４に乗ってみて頂いたところとても気に入って頂けたので、ようやくＳさん好みのポルシェを見つけられてホッとしてます。(^^;
この９６４は元々カレラ４なのですが、カレラ２のＧ５０ミッションに載せ換えてカレラ２化されており、ボディを軽量化しながらエンジンが３．８Ｌ化されてフルコン化されているという、好き者にはたまらない仕様になっています。
カレラ４をカレラ２化する意味合いとしては、カレラ４のほうがカレラ２に比べてボディ剛性が高い為、前期型の９６４カップはベースがカレラ４だったりするのはご存知の方も多いと思いますが、ボディ以外にもブレーキシステムがカレラ４のほうがサーボが付いていたりリアが４ポッドだったりするので、その昔はカレラ４をカレラ２化してサーキット仕様の９６４を作るという手法もよく見られました。
ただ最近は、カレラ２のＧ５０ミッション単体を手に入れる事がとても難しくなってしまっているので、カレラ４をベースにカレラ２を作るというのはなかなか現実的には難しくなってしまっているので、そういう意味ではこういう個体は今となってはとても貴重だと思います。
あと、どうでもいいと思われるかも知れませんが、ボクは意外と重要だと思っているのが軽量化されていてもエアコンがちゃんと残されているというのがこの車の美点の一つで、その点もＳさんが非常に気に入っていらっしゃった箇所の一つです。(^^)
車高がベタベタだったり、ＧＴウィングだったり、フルバケにドンガラの内装だったりとパッと見はかなりハードに見えますが、実際に乗ってみると足もしなやかでエンジン特性もかなり素直だし、しかもエアコンもギンギンに効いてますので、意外と普通にお買い物にも行けてしまうような乗りやすさなのですが、こんな感じのがお好きな方も世の中には結構いらっしゃるのではないかと思います。
実はボクのその一人ですが、Ｓさんも同じ感性をお持ちの方なので、うまい具合にこういう車が見つかって本当によかったです。(^^)
納車を楽しみにしててくださいね！
この度は大変ありがとうございました！