'13 981ボクスターS 6MT

超新しい981ボクスターS、なにかと凄いです(2)

先日やってきた981ボクスターSですが、乗ってみると更に凄い事がたくさんあります。

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ウチのは6MTなんですけど、981からセンターコンソールがパナメーラやカレラGTの流れを汲む形状になったのもあって、シフトレバーが従来よりも高い位置についてます。

実はこの位置が絶妙で、すごくシフトしやすい!

よく、サーキットで996カップやGT3のシフトを嵩上げして、よりシフトチェンジしやすいように移動させてる車がありますが、 まさにあの位置。

何でもないような事かも知れませんが、シフトの位置って結構重要です。 

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シフトの位置と同様、クラッチが切れる時のクラッチペダルの位置や981から電動になったパワステの重さやハンドルの切れ方等々、ドライバーがテンポ良くシフトチェンジをはじめとした各運転操作が出来るよう、見えない工夫が随所に散りばめられてます。

よく、サーキット走行を行う時、コーナー入り口でブレーキングして、ヒール&トゥでブリッピングして、シフトダウンしてクラッチを繋いでアクセル全開!みたいな一連の操作を行う時、その自分のリズムやスピードが車側と会うかどうかによって、運転が楽しいと感じたりそうでなかったりするものなんですけど、この981ボクスターSはそれがピッタリ合います。

これはボク個人だけの話かも知れませんが、シングルマスの空冷ポルシェの運転がとても楽しいと感じるその半分の理由は、ヒール&トゥでブリッピングする時のエンジンの回転が跳ね上がるレスポンスが、自分のシフトチェンジするタイミングとリズムがピッタリ合ってるからだと思うのですが、そういったリズムがこの981ボクスターSの6MTもピッタリと合います。
こんな車って運転しててめっちゃ楽しいのですが、この車はその上に屋根が開くからもうサイコー!
運転の楽しさに加えて爽快さがプラスされます。

981や991など最新のポルシェの場合、ほとんどの人がPDKを選択してるようですが、やっぱボクjはリズムに乗って楽しく運転出来るのはMTだと思います。
リズムって大事!

もちろんPDKを否定するつもりは全くないし、PDKのあの瞬時に切り替わるシフトチェンジは素晴らしいですし、きっとボクのような運転がヘタクソな人間の場合は多分PDKの方が速く走れてしまうんでしょうけど、楽しさで言うとやっぱMTの方が上なんですよね。

もちろん、一般道をラクチンに運転出来る点や、機構の頭の良さ等、総合的に考えるとPDKの方に価値を見出す方のほうが一般的のような気もしますが、GT3ですらPDKになってしまった現代だからこそ、MTを選択出来る車種は貴重だと思いますし、もし昔からMTの運転が楽しいと思ってる人なら迷わずMTを選んどくべきだと思います。

だって人生は短いですし、クラッチペダルが踏める間しかMTは乗れませんもんね!
PDKはおじいちゃんになってからでもいつでも乗れますから。(笑)

いつのまには話の流れ的に、この981ボクスターSがMTである事による楽しさばかりに焦点が当たってしまいましたが、もちろんこの車の良さについては他にもご紹介したい事が山ほどありますが、とりあえず今日皆さんにお伝えしたかったのは、この981ボクスターS(MT)は、空冷時代から歴代の911に乗り継いで来られた方にこそ乗ってみて頂きたい車だという事です。
きっと目から鱗だと思いますよー!(^^)

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