'90 964Carrera2(5MT)グランプリホワイト

エンジンOH済の白い964の下回り

おとといやってきたグランプリホワイトの964(5MT)ですが、昨日の記事でもご紹介させて頂いた通り、H26年9月にシンリュウさんでエンジンがオーバーホールされています。

OHされてからまだ約2000kmしか走ってないので、エンジンの調子はバツグンにイイですし、当然下回りもキレイです。
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エンジンOH時にはクランクケースからバラしてますが、その時の画像も沢山残ってます。
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 964も既に25年経ってる車ですから、走行距離に関係なく、1度はエンジンを分解してOHされた個体が多くなってきてますが、1度もエンジンを開けた事がない個体についてはかなり高い確率でオイルが漏れてしまっていると思います。
オイル漏れについては定番箇所のヘッドカバーやチェーンケース、ミッション側のクランクシール等であれば、エンジンをバラさなくても修理が出来るので出費も比較的少なくて済みますが、1度も開けた事が無いエンジンについてはスルーボルトのパッキンからの漏れ等、エンジンをバラさないと修理出来ないような箇所から漏れてしまってるのがほとんどです。

この車のように、エンジンがOHされてて、その時期やショップがわかる等素性がハッキリしている個体の場合は、古い空冷ポルシェと言えどもかなり安心して乗っていく事が出来ますが、OH歴が不明で、しかもスルーボルトからオイルが漏れてしまっているような車両は、近いうちにOHが必要になる事もある程度覚悟の上で購入に踏み切らなければ、あとで痛い目に逢う事があります。
よくネット等の噂で、空冷ポルシェを買ったはいいけど、お金がかかり過ぎてとても維持出来ない等のネガティブな話は、買い方にも問題があった場合が多いようです。
逆にちゃんとした個体をちゃんとした買い方さえしていれば、そんなに苦労しなくてもちゃんと維持していけるのがポルシェです。

ただでさえ高額になってしまった空冷ポルシェですから、買ってから更にお金がかからないようにする為にも、ちゃんとした個体を選びましょう。(^^)

このブログでこれまで数え切れないほど言い続けてきてる事ですが、下回りの確認もろくにせずに空冷ポルシェを買うのは、かなり率の悪いギャンブルに手を出すのと同じです。
その点だけはちゃんとわきまえて、良い空冷ポルシェを選んで、みんなでハッピーなポルシェ人生を送りましょう。 (^^)

-'90 964Carrera2(5MT)グランプリホワイト
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