先日の記事でアップした964カレラ2カブリオレ(MT)ですが、
色々あって、ウチにやってくる事になりました。
先週末、ボクがシンリュウさんにお邪魔するタイミングでオーナー氏がコレに乗って来られたのも
実はカブリオレの売却に関するご相談でした。
キレイなカブリオレですし、MTのカブリオレというのは希少なので、
オーナー氏には「売るのはもったいないんじゃないですか?」と、
同じポルシェ仲間としてお話していたんですけど、オーナー氏がこれ以外にももう1台車を所有されていたり、
仕事の関係上、忙しくて全然ポルシェに乗る暇がないという事情もあって、
今回売却される決断に至ったそうです。
今回の売却のご依頼にあたっては、クルマをリフトで上げたり、試乗をさせて頂いたりして
状態のチェックをしましたが、安心して乗れるコンディションであると判断し、このお話をお受けすることにしました。
ただ、6月中はスケジュールがパンパンでボクの体が空きそうもないので、
このカブリオレをお預りして、じっくり手を掛けられるのは7月に入ってからになると思います。
じゅんのすけ号以外の空冷ポルシェがウチにやって来るのは、これで14台目。
いままでかなりのバリエーションの空冷ポルシェがやってきましたけど、
それらの全てはクーペボディだったので、「カブリオレ」は今回が初めてです。
ポルシェって各年式の各モデルとも、意味のないモデルは一つも存在せず、
964のラインナップに「カブリオレ」というバリエーションが存在していた事も
ポルシェ社側として「カブリオレ」というポルシェの一つの楽しみ方を、
ユーザー側に発信したかったに違いありません。
今回、このカブリオレに触れてみる事で、何故ポルシェがわざわざ莫大な開発コストをかけてまで、
この「カブリオレ」というモデルを世に送り出したかったのか、その意味を少しでも感じ取る事が出来ればと思っています。
じっくり乗ってみると、そこには何かしらのポルシェ社からのメッセージが込められているはずです。
今年の夏は、このカブリオレを自分自身で楽しみながら、
その楽しさを少しでもココでお伝えする事が出来ればと思っています。