Mさんの964カレラ2(5MT)の納車整備ですが、こちらのほうも順調に進めてます。
空冷はいつも少し大掛かりな納車整備になりがちなのですが、今回もやはりそうなっちゃいました。(^^;
というわけで、ウチのリフトがずっと埋まってしまっている事もあって、今回この964についてはいつも助けて頂いてるUZIさんに納車整備をお願いしました。
主だった内容をご紹介しますが、まずは今回も空冷の納車整備で定番化してきたオイルクーラーホースとオイルタンクホースの交換です。
オイルクーラー側のホースは交換前は↓こんな感じになってました。
ホースのかしめの部分がサビサビで、オイルが少し滲みはじめてました。
リアのオイルタンク付近のホースもこの通り新しくなりました。
このあたりのオイルラインについては新車のままになっている車両もまだ数多く残っているようですが、さすがに頑丈なポルシェであっても20数年前のホース類についてはカチコチになってたりします。
劣化によってオイルホースが裂けてしまって道端でオイルをぶちまけてしまったというお話をたまに聞きますが、大変危険ですのでそうならないためにもこのあたりについては早めに予防交換しておくというのも、空冷ポルシェとのつきあいを長く平和に過ごすコツの一つだと思います。
左A/Cブロアファンに住んでいた鈴虫も、リビルト品に交換して駆除しておきました。(笑)
フロントのブロアファンの交換といっても、964の場合はA/Cガスのラインや燃料のサブタンク、ヒューズボックス等を外してバラバラにしていかないと交換出来ないのでかなり大掛かりな作業になります。
あとは、もうちょっとだけ加速時のパンチが欲しかったので、アクセルペダルの加工/調整による全開調整もやって頂きました。
これで見違えるように加速が鋭くなりました。
残りの基本整備もほぼ終わりましたので、あとは書類が揃えばいつでも名変して納車出来るところきました。
納車を楽しみにしてて下さいね。