996の定番チェックポイント

【996の定番故障個所】ラジエターのサブタンク

これも定番中の定番箇所ですが、ラジエターのサブタンクが経年劣化すると亀裂が入り冷却水が漏れてきます。

これも一度は交換するパーツですが、996前期の場合は結構パーツ代が高く4万円台もします。

タンクが黄ばんでいるようだと、そろそろ交換時期が近いかも知れませんので、一応近々交換する覚悟をしておいたほうが良いと思います。
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冷却水の量についてはたまには見ておいたほうが良いですが、減ってくると水温計の警告灯が点滅します。

996を購入する際の最も気を付けておくべき点の一つとして、サブタンクのフタを空けて冷却水の水面に白い斑点のようなものが浮いていないか確認して下さい。
もしそれが浮いていると要注意です。
 
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白い斑点が浮いていた場合、最悪エンジン内部で水と油が混じっているかも知れません。

もし、オイルのレベルゲージやオイルの注入口にもコーヒー牛乳色のヨーグルト状のものがベットリ付いているようだと、ほぼ間違いなく水と油が混じっている状態ですので、ヒートエクスチェンジャー(弁当箱みたいな水冷のオイルクーラー)内部に亀裂が入っているか、エンジン内部でヘッドに亀裂が入っていたり、6番シリンダーが割れていたりしている可能性も高いので、買う時にそういう車を見つけたら、それは絶対に手を出してはいけない車両です。
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ボクは今までそういう車両を実際にオークション会場等で何台か見かけたことがありますし、そういう個体を買ってしまったばかりにすぐにエンジン乗せ換えもしくはOHが必要になってしまった人も何人か知ってますので、996を選ぶ時には必ずチェックするようにしています。

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