昨日から販売を開始させて頂いている右ハンドルの996カレラですが、納車整備については6月に車検を迎えますので、法定点検と保安基準に満たしていない箇所があれば当然整備を行っていきますが、同時にエンジンを降ろしての各部点検と、定番的な箇所については予防交換も含めて今回は考えております。

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前回納車時(H28.12月)にはエアマスセンサー交換、H31.3月にはウォータータンク/キャップの交換等を施しておりますが、最近他の個体で交換する機会が多いウォーターポンプやサーモスタット、冷却水の交換、それからエンジン脱着作業を伴うので先送りにされがちなオイルセパレータやヒートエクスチェンジャのパッキンの交換も行う予定です。

ウォーターポンプ系については只今現在何か支障がある訳ではないのですが、見たところ過去に一度も交換されてる形跡がないのと、これから夏場を迎えるにあたって万が一サーモの故障や冷却水の劣化が原因でオーバーヒートを起こす事を未然に防いでおきたいからです。

これは最近になっての事ですが、996/986、997/987(前期)を中心に、サーモに故障によってオーバーヒート気味の車両を見かける事がたまにあります。

夏場以外の時期に普通に走ってるぶんにはオーバーヒートしないのですが、サーキット走行したり夏場に渋滞にハマったりした時に急に水温が異常になってしまうようなケースです。

運が良ければ車は救われるのですが、最悪の場合はヘッドやシリンダーにクラックに入ってしまい、水とオイルが混ざってしまったり、特に熱を持ちやすい6番シリンダーやピストンがダメージを受けてしまったりしてしまいます。

よく、ネットの噂話で996系や997前期系の6番シリンダー問題等が囁かれているのを目にする事がありますが、こうした水回りの管理をしっかり行う事でかなり救われるケースもあったのではないかと思います。

噂話だけを鵜呑みにして怖い怖いと車のせいにしてるだけでは何も始まりません。

もしそれが理由でポルシェの世界に飛び込む事を躊躇している方がもしいるとしたならば、それはその方にとっての人生の大きな損失だと思います。

ちゃんとしたお店でちゃんとした状態のポルシェを購入し、購入後も買ったお店と相談しながらきちんと最低限のメンテナンスを施していけば、まだまだ何十年も楽しく付き合っていけるのがポルシェです。

一度きりの人生、一度はポルシェを味わってみてください。

この996はこれからポルシェの世界に入ろうとしている方にとって、最高の車だと思います。(^^)