先日、Nさんの白い930ナロールックが岐阜から戻ってきたタイミングで、ちょうどメンテでお預りしていたTさんのエトナブルーのナロールックがありましたので、せっかくだから2台並べて写真を撮ってみました。(笑)

白いほうが’81SCベースのカレラフェンダーで、青いほうが’85カレラベースのターボフェンダーなのですが、どちらもめっちゃカッコイイです!

ウチで製作するナロールックはお客様の希望やご予算に応じて個別にお打合わせしながら作って行くので、似ているようでもよく見ると1台1台全て仕様が違っています。(^^)
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本物のナローももちろんイイですが、ボディが防錆処理されていない年代だけにボディに腐食が見られる個体が多かったり、マグネシウムのクランクケースも腐食が始まっていてエンジンをバラしてOHしてもオイル漏れが止まらない事があったり等々・・・、単に年数が経っているだけではなく、当時の車づくりの考え方や使用しているパーツや素材、その当時の技術的な問題等々があって、コンディションの良い状態で残っている個体はとても少ないですし、仮にあったとしてもかなり高額なプライスが付けられているのが普通です。

ただ、ナローのスタイルはボクらの年代には子供の頃からこの形が刷り込まれているせいか理屈抜きにカッコよくて、ポルシェファンならずとも車好きであれば誰もが憧れる圧倒的な魅力があります。

そこに出てきたのが「ナロールック」という考え方。
ナローと比べると頑丈で維持がしやすくガンガン乗れる年代のモデル(930以降)をベースに、形だけ憧れのナローにしてしまおうというカスタマイズで、最近ではアメリカの「Singer」などが有名ですが、日本でも古くからナロールックを製作するボディーワーカーは存在し、たとえばこの2台のボディワークを手掛けて頂いた岐阜のサンバーストさんは20年以上前から自社オリジナルのボディパーツの開発を行ってナロールックの製作を手掛け続けている老舗中の老舗です。
見た目は憧れのナローで、中身は維持がしやすい930以降がベースというナロールックは、まさにいいとこ取りのポルシェと言えると思います。(^^)

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ウチはこれまでナロールックのベースは元々よりナローに近いボディ形状の930(3.0SC、3.2カレラ前期/後期)を選ぶ事が多かったのですが、たとえばティプトロの964をベースにして、夏場でもエアコンをガンガン効かせながらラクチンに走れてしまうようなナロールックなんかも面白いと思うので、ぜひぞんなのも今後は作ってみたいと思います。

でも実は964ベースでナロールックを製作する際、あまり何も考えず930のように作ってしまうと、ポッテリとしたカッコ悪いナロールックが出来上がってしまうので(ほとんどの964ベースのナロールックはそうなってます)、多岐に渡るディテールにまつわる諸問題を解決しながらちゃんと作っていかないといけません。
例えばフロントのオイルクーラーを薄いナローバンパーの中にどうやって収めるかや、ぽってりとしたサイドシルをどのようにしてナローのように薄く見せるか、排気系の見せ方の等々がそれにあたりますが、そういう問題を解決しながらカッコ良くて痩せ我慢しなくても快適に乗れてしまう964ベースのナロールックを今後お客様と一緒に作れたらと思っています。

ちょうどベースになりそうな安価なティプトロの964が1台ありますので、どなたか一緒に作ってみませんか?

そんなナロールックにご興味のある方、ご連絡をお待ちしております。(^^)