今日は先日アップさせて頂いたミッドナイトブルーの964C2(Tip)のエンジン下回りの画像をアップさせて頂きます。
昨年6月にポルシェ専門店でオーバーホールしてからまだ1,000kmしか走ってないのでとてもキレイな下回りです。
ただ、タペットカバーについてはノーマルのマグネシウム製のものが付いており、材質的にそうしても歪んだり変形してしまったりする関係上、ガスケットを交換してもオイルが滲んでくる場合があります。
この車両もOH時にガスケットを交換しているにも関わらず、エキゾースト側のカバーについては少し滲みが見られますので、納車整備の際にアルミ製のものに交換してしまいます。
ショックについてはビルシュタイン+H&Rのダウンサスです。
ノーマルのままだとさすがに抜けてしまっている車も多いですが、この車の足はまだまだ大丈夫です。
OH時にエンジンをバラした時に清掃したせいかエンジンルームもかなりキレイです。
クーリングファンも赤く塗装されたばかりですが、一番目立つ場所なのでココがキレイだとエンジンルーム全体の雰囲気も良くなります。
エンジン降ろした時にインシュレーター(消音剤)も新品に交換されていて、こういう部分がキレイだとエンジンフードを開けた瞬間の印象がかなり違ってきます。
これまで何度もこのブログの記事で書いている事ですが、964を選ぶ時はエンジン下回りと骨格の状態の確認が絶対条件です。
その確認を疎かにしてパッと見の印象だけで勢いに任せて買ってしまうのは、割に合わないギャンブルに手を出すのと一緒です。
ボクは一応ポルシェを生業にして生活しているプロの端くれですが、そんなボクでもエンジン下回りとフレームをよく確認してからでないと、964は絶対に怖くて仕入れ出来ませんから。(^^;
逆にちゃんと押さえるところは押さえてちゃんとした個体を購入する事が出来れば、そんなに苦労せずに楽しいポルシェ生活を送ることが出来ると思います。
この964はその点安心してお乗り頂ける個体です。(^^)