先日足車として使う予定で買ってきたマカンですが実はあれから全然乗れてなくて、未だに普段の足はもっぱらクラウンです(だってやっぱりクラウンは普段の足としては最強に乗りやすいから)。
ですが、これではマカンを買った意味がないと思い、最近ようやく気持ちを奮い立たせて(?)ちょっと乗ってみました。(^^)
いま新車で売ってるマカンは3代目ですが、ウチのは一つ前の2代目のマカンSです。
マカンはベースグレード、マカンS、GTSがありますが、ウチのは真ん中のグレードのマカンSです。
マカンSは以前お客様に1代目を納車させて頂いた事があったのですが、2代目はスポーツエグゾーストが付いていても排気音は1代目と比べると少し大人しくなった感じがします。
もう少し音が大きくて、バブリングもバラバラ派手に音がしてもいいと思うんですけど、そのへんはGTSになると少し派手になるんでしょうか。
運転してみると、他のポルシェのスポーツモデルに倣ってボディがガッシリと骨太で、一般道を法定速度内でゆっくり走ってる分には概ね991の車高をそのまま上げたような感じの印象です、すこぶる乗り心地が良く快適です。
SUVとは思えないほど鼻先がクイっと内側に向いてコーナリングしていくし、加速はパワーが354馬力あるのでそこそこ速いです。
加速は体感的には981ボクスターSとか718ケイマンあたりと同じくらいでしょうか。
なので、信号が青に変わってグイッと踏むとグイグイと加速するので、このマカンSでもそのへんのスポーツカーより全然速いくらいですが、これがGTSになると991カレラあたりと同じような速さを感じるんでしょうね(サーキットは別としてあくまでも一般道での話として)。
SUVの形をしている割に全体的にめっちゃスポーティで、さすがポルシェ!って感じなんですけど、ただ、車重は2トン弱あるのでブレーキング時はどうしても重さを感じますし、タイヤもSUVだからデッカイの履いてるので(ウチのはオプションの21インチだから更にデカくて重い!)、低速でゴツゴツした道なんかを走るとなんだか足に重い物でもブラ下げて走ってるようなSUV独特のあの変な感じは完全には消せずに少しは残ってます(それでもかなり普通車に近いところまでは来ていると思いますが・・・)。
でも、高速道路をスポーツモードやスポーツプラスモードで足を硬くしながら巡行すると、ボディやバネ下の重さは全く感じる事なく、直進安定性で言うとむしろ991あたりよりも安定していますから、そのあたりはさすが4WDを感じさせられますし、長距離移動にはとても向いてるような気がします。
ポルシェの販売台数はここ10年くらいで約3倍に増えて、その3分の2はマカンやカイエンといったSUVだという話を聞いたことがあるのですが、現在のポルシェの屋台骨とも言えるマカンだから幅広いレンジの人に認められて沢山の台数が売れないと困る車であるという事もあって、極端に尖った部分もなくとても乗りやすくて良く出来た車だと思います(この部分が古いポルシェが好きな方にとっては物足りないかも)。
911ほどスポーツ路線に振られてはいませんが、それでも乗ってみるとやっぱり間違いなくポルシェっぽさを感じますし、もし車の置き場所等の関係で1台しか車が持てないのであれば、マカンであればファミリーカーとしてもスポーツドライビングを楽しむ趣味の道具としてもオールマイティに使えますし、お父さんにとってはかなり魅力的な選択肢になるのではないかと思います。
今週末のポルシェデイにはこのマカンに乗って行って、茂木を少しだけ走らせてみたいと思ってますので、サーキットではどんな感じなのかまた感想をアップさせて頂きますね!