これが73T改RSRのエンジンです。
ココを見ているだけでウットリしてしまいます。
3.0Lベースをマーレーのハイコンプピストンとシリンダで3.2Lへとボアアップされており、ツインプラグ化されています。
カムは3.0RSR用が奢られていて、スライドバルブのファクトリー3.2用メカポンとの組み合わせにより、BOSCHのシャシダイで328ps(補正値)をマークしています。
先日少し乗ってみましたが、他の古いポルシェ同様、今のような寒い季節は十分暖気は必要なものの、暖まってしまえば全然街乗りも出来てしまうトルクフルな中低速を備えています。
もちろんガツーンとアクセルを踏み込めば、6スロの吸気音とともに目の覚めるような加速をしていきますが、特に6千~7千あたりのパンチは凄まじいです。
こんなの乗っちゃうと、もうフツーの車では満足出来なくなっちゃいますよね。(^^;
更にこのエンジンは組んでからまだ5000km程度しか走ってないという事もあってオイル漏れも無く、エンジン下まわりも凄くキレイです。
このエンジンが載っかってるというだけでもこのナローを手に入れる価値はあると思います。
ちなみに915ミッションのほうも一昨年にフルオーバーホールされており、オーバーホール後3000kmしか走っていません。
エンジン、ミッションともフルOH済というだけでも、通常のナローを手に入れるよりは買ってからの維持費の面でのリスクからかなり解放されると思います。
フルオリジナルコンディションのナローで盆栽いじりのような楽しみ方をするのもナローの一つの立派な楽しみ方だと思いますが、ポルシェはやっぱり乗ってなんぼの車だと思います。
現役バリバリでサーキットもガンガン楽しめるレーシーなナローをお探しの方にとっては、まさにこれ以上ない存在だと言い切れるのがこの73T改RSRだと思います。