以前にもこのブログで書いた事がありますが、ポルシェ選びに走行距離はあまり関係ないと思います。
http://garagej.blog.jp/archives/folder/1525321.html?m=lc&p=3
実はウチの964tipですが、走行距離はナント17万キロ!
でも、他の同じような距離を走ってる車種では信じられないくらいに調子は絶好調です。
走りもシャキッとしてるし、どっから見たってとても17万キロの車には見えません。
これは今までのオーナーがきっちりメンテナンスをしながら乗ってきたから
今のコンディションがあるんだと思います。
いつも思ってる事なんですが、中古で古めのポルシェを選ぶ場合、
ポルシェのコンディションと走行距離との相関関係はあまりありません。
これは、年式が古ければ古いほどその傾向が強いと思います。
ポルシェは良くも悪くも、きちんとメンテナンスをしながら乗るのが大前提の造り方をしています。
964の場合、オイル管理は勿論の事、定期的なタペット調整、ブレーキパッド・ローターの交換や
デスビキャップ・ローターの交換など、必要最低限の消耗品をきちんと交換しながら乗るのが
ポルシェオーナーとしての最低限の役目だと思います。
この最低限の役目さえきっちり果たしていれば、基幹部分はとても頑丈に造られているので
逆に何十年経っても、何十万キロ走ってもポルシェに乗ることの喜びをオーナーに伝え続けてくれます。
逆にこの最低限の役目を怠ると、次第に調子が悪くなり、しまいには朽ち果ててしまいます。
現に、じゅんのすけ号の走行距離も約15万キロ。
エンジンは12万キロくらいでブッ壊れて1度OHはしてますが、
乗る時はほとんどサーキットで全開という過酷な使い方をしているにも関わらず、
平気で年に何戦もレースでガンガン走って完走してます。
レース中にポルシェの故障が原因でリタイヤした事なんて今まで一度もありません。
17万キロ走ってる964tipも、過去に腰上をバラして整備したエンジンに載せ換えているので
パリっとしたポルシェ本来の走りを堪能できます。
ポルシェは中古車の残存台数が世界一というのは有名な話ですが、
古めのポルシェのオーナーは、その丈夫さを身に染みて感じているのではないでしょうか。
要は何を言いたいのかというと、中古の964選びにおいて、走行距離にとらわれて中古ポルシェを選ぶのは
あまりにも危険だという事です。
生産から20年弱経っているにも関わらず、極端に走行距離が少ない車両は逆に不自然だと感じます。
大体がポルシェのスピードメーターなんてすぐに取り外して交換出来ちゃいますし、
それにスピードメーター自体もかなり壊れやすいから、悪意の有無はともかくとして、
一度はメーター交換されてしまってる車も多いです。
ちなみに15万キロのじゅんのすけ号もメーターが2度ほど壊れてしまって
その度にヤフオクでスピードメーターだけ買って交換してるから、オドメーターは4万キロ台!
10万キロ以上、サバ読んでます。。(笑)
ま、ポルシェのオドメーターほどあてにならないものもないですから〜(笑)