996のIMS対策について

距離が少ないからこそIMS対策

昨日はお客様からのご依頼で先日仕入れてきたスピードイエローの996を整備に入れてきました。

工場まで自走で運転して行ったんですけど、この996はズバ抜けてイイ!

まー、距離が1.7万しか走ってない新車みたいな車だから当然かも知れませんけど、

ヤレた感じが一切しません。

どこまでもカチッとしてて、どこまでも乗りやすく、そして速いです。
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この車を引っ張ってきてからもう2週間くらい経ちますけど、

何で整備に入れるのが今の時期になったかと言うと・・・・・

コレ↓の入荷を待ってました。
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インタミの対策ベアリングです。

インタミのベアリングの不具合が発生するのは、比較的距離の浅い段階で起こる事も多いので、

そこそこ距離を走った個体ならある程度安心出来るのかも知れませんけど(特に前期のデュアルロウタイプは)、

この車は距離が1.7万キロと少なすぎるのが逆に心配なので(心配しすぎ?)、

いっその事交換してしまって、お客様がより安心して楽しめる状態にしてしまおうと思います。(^^)
このベアリングはアメリカ製のものなんですが、よーく見ると元々日本製のベアリングに手を加えてあって、

中身のボールをより耐久性のあるものに交換して強化してあります。

しかも、付属しているフランジもアルミ削り出しです。
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いかにもベアリングをガッチリ固定してくれそうです。
こうやって996を購入した段階でIMS対策までやっておけば、精神的にもかなり安心して乗れると思いますので、

これから996に乗られる方で、もし「インタミ」というキーワードが少しでも気になる方は

是非対策をしてしまう事をオススメします。

まー、空冷の時にもスタットボルトが折れるとか、デスビのベルトが切れるとか、

ユーザーを震えあがらせるような色んな問題があって、それぞれに対してそれぞれの対策が講じられてましたが、

996やボクスター等のインタミの件も空冷の時と同じように捉えてしまえばよろしいのではないでしょうか。

空冷の時にあった問題は棚の上にあげて、996のインタミ問題ばかりが取り沙汰されて、

996を敬遠するのはおかしいと思います。

そんなつまらない事に引っかかり、せっかくの「996」というとても素晴らしい素材を敬遠するってのは、

それって超もったいない事だと思います。(^^)

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