'99 996カレラ パワーアップエディション

パワーアップエディション、いよいよ最終段階へ

先日はいよいよ納車が迫ってきたエンジンをOHした996カレラパワーアップエディションの
慣らしが終わったので少しブン回して乗ってました。
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この車に乗る時は、ついつい今まで乗ってきた996のGT3系と比較してしまうのですが、
2000回転以下の低速域に関しては排気量が3400ccという事もあり、
3600ccのGT3系のほうがトルク感がありますが、2000回転〜6000回転までの
回転域のパワー感に関してはなんら遜色なく、体感的にはGT3と互角です。
事実、以前にも記事で書きましたが6000回転までのパワーカーブは、
996後期GT3よりも上にありますが、それは実際に乗ってみるとなるほどなと頷けます。
特にこの車のエンジンはOHしてから慣らしが終わった直後という真っ新な状態という事もあり、
調律が取れていて、6個のシリンダーとピストンそれぞれの密閉度がいかにも高く感じるような
パンチ力が感じ取れます。
これは多分、作業をお願いした協力工場の社長さんが施したポート研磨や多岐にわたる細部の
微調整もかなり効いてるんではないかと思います。
兎に角、この車をブン回して乗ってみて遅いと感じる人は多分いないと思います。
かなりの仕上がりで完成したこのパワーアップエディションですが、現在は慣らし後の再整備
(各油脂類の交換や各部再点検、スタビリンクの全交換等)を終えて
ポルシェセンターさんにてキーレスの修理を行っていますが、来週にはウチに戻ってきて
オーナーさんのご希望のサイドデカールを作成し、来週末には納車の予定です。
初めてのS66ユニットのエンジンOHという事もあり、かなり時間が掛かってしまいましたが、
いよいよ納車に向けて、秒読みです。(^^)

-'99 996カレラ パワーアップエディション