いきなりですけど、JTModeオリジナルマフラーが完成しました。
ステンのハンドメイドの集合管です。
本来であればタコ足から製作したかったのですが、コストを抑えるため今回は敢えてエキマニ部分はノーマルをそのまま流用し、触媒以降を交換するタイプにしました。
左右のエキマニから出てくる排ガスを、一旦集合させてから一つに纏めて、一か所のタイコを経由して1本の出口で外気に放出するタイプなので、左右の排気音の低音同志が打ち消し合い、高音だけが残る事になるので甲高いエキゾーストノートになります。
集合タイプは、空冷ポルシェではタコ足から交換する場合にはかなり一般的になっていますが、水冷ポルシェではまだまだ少ないと思います。
ボクは個人的に昔っから自分の964を集合管にしていた集合管大好き派なので、なんで996カレラはあまり誰も集合管にしないのかずっと不思議だったし、どこにも無いのなら作っちゃえ!って感じで、今回手曲げ職人さんのご協力を得ながら作っちゃいました。
しかもこのJTModeオリジナルマフラーはエキマニをタコ足化せず、マフラー部分だけで集合化させるので、タコ足から製作するよりはかなりコストダウンが出来ますし、こういう手法は水冷空冷通してもとてもめずらしいと思います。多分ですけど996カレラなのではないでしょうか。
実はこのマフラー、お客様の車両(コンプリートカー6号車)を耐久仕様にしていく過程で現車合わせでワンオフ製作して出来た「偶然の産物」的なものなんですが、実物を見ると、溶接部分や全体的な作り込み方があまりにもキレイだし、996にはめずらしく(?)ちゃんと色っぽい高音を奏でるので、次回からは現車を持ちこまなくても製作出来るよう工場にお願いしてJTMode製品として製品化する事にしました。
ただ、今回出来上がった1本目のマフラーはサーキットユースしか考えなかったので触媒レスのプロトタイプとなりますが、実際に製品として出荷されるものはスポーツキャタライザー付きとなります。
(触媒レス選択も可能)
もちろん、このマフラーに加えてノーマルのエキマニをタコ足すればパワー的にも重量的にももっと有利になりますし、音についてももっと透き通った楽器のような痺れる音色にバージョンアップ出来ると思いますので、タコ足についても新デモカーをドナーにしながら順次開発していきたいと思います。
価格については近日中に発表しますが、ボディキットと同様に業販価格も設定する予定ですので、地方の方も最寄のショップさん経由でご購入頂けるようにしていきます。(^^)
その他、現物を見たいとか生で音を聞いてみたいとかお問合せにつきましては、080-3217-0911 までお電話下さい。(^^)