先日から販売させて頂いております’08年式997カレラ4S後期ルック(6MT)ですが、お問合せ頂いた方々に補足説明させて頂いている部分がございますので、今日はそれについてアップさせて頂きます。
この車両は現状で社外品(メーカー不明)の可変バルブ式のマフラーが装着されています。
多分以前乗られてた方が付けたものだと思われますが、実はこのマフラーのような取り回し方や構造だと997前期型のエンジンとの相性が良くありません。
なので、納車の際には基本的にノーマルマフラーに戻してから納車させて頂きます。
997の前期型用の社外品のマフラーはヤフオク等のネットでよく見かけますが、このマフラーのようなXパイプ型で小さめのスポーツキャタライザーが付いたものがよく出回ってますよね。
でも997前期型でこのようなマフラーを着けてしまうと、排気が抜けすぎてしまいエンジンにとってあまりよろしくありません。
多分このようなマフラーを作った人は、実車で走行テストを全くしていないんだと思います。
ウチもJTmodeブランドで997用のマフラーを製作してる関係上、997のノーマルコンピュータのままこういうマフラーを装着すると、どんな弊害が起こってしまうのかこれまでの経験からよくわかるのですが、997前期型の場合はちゃんと排気抵抗を残しながら排気系を作ってあげないと、パワーが上がるどころか逆に色々な弊害が出てしまいます(フルコン等でエンジンマネジメントは別途行うのであれば話は別です)。
なので、せっかく社外品のマフラーが着いてはいるのですが、このままの状態で販売する事は出来ませんので、基本的にはノーマルマフラーに交換してから納車させて頂きます。
エンジン自体はとても調子のイイ個体ですので、ノーマルマフラーに戻す事で気持ちよく安心してお乗り頂けると思います。
ですので、この車両をご検討頂いてる方の中で、マフラー出口の画像から社外品のマフラーが着いて来ると期待して頂いてる方もいらっしゃるかも知れませんが、この車両に関しては排気系はノーマルに戻してから納車になる旨、予めご理解頂けますよう宜しくお願い致します。