昨日アップさせて頂いたマリンブルーの964カレラ2(5MT)ですが、記事をアップした直後から沢山の方からお電話を頂いて大変ありがとうございました。

やはり「訳あり」について気になる方が沢山いらっしゃるようですので、あまりもったいぶらずに今日はその理由をご説明しちゃいますね。(笑)

で、その理由とは・・・・・
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端的に言うと、右フロントに修復歴があるんです。

フロントのトランクの内側から見て、フロントパネルや左右のサイドメンバー、左右のインパネに交換跡や板金跡や損傷が見当たれば「修復歴あり」となってしまうのですが・・・・・
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一見、修復歴のないキレイなトランクの内側に見えますけど、1点だけ新車時の状態とは違う箇所が存在します。

この間違い探しゲーム、かなり難易度高いと思うんですけど、わかりますぅ?(笑)




964のフロントの修復歴で一番多い、フロントパネルとフロアパネルとの角に凹みがあると、複数パネルの同時損傷になるので「修復歴あり」という判定になる事が頻繁にありますが、この個体はそれも見当たりませんしぃ・・・・
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前からぶつかると真っ先に影響が出てしまうサイドメンバーの付け根も損傷や修理跡が見当たりません。。。
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これは多分プロでも見分けるのが難しいと思うので答えを言っちゃいますと、右インパネの先っぽにうっすらと歪みが見られます。
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こんなの見ただけではわかりっこないですよねぇ?

でも、現物のこの部分を指でなぞると少しだけ歪みがあるのがわかります。

ここが歪んでいる964は意外とよく見かけるのですが、歪んでる理由として一番多いのは右フロントフェンダーをぶつけてしまってその板金修理の時に、フェンダーとインパネの接合させる段階でこの部分を板金屋さんが叩いてしまった時によくこーゆー跡が残ってます。

もし事故による前からの衝撃で歪んだのであれば、フロントパネルとサイドメンバーの付け根の部分が真っ先に損傷が出てしまうのですが、この車はそれがありません。

フロント方向からの衝撃の入力がないという事は、ストラットの付け根にもAピラーにも影響は及んででませんので、車の走行に影響は出ません。

でも、どういう形であれインパネに歪みがあれば、日本自動車査定協会が定める中古車査定の基準と照らし合わせると「修復歴あり」という判定になってしまいますから、なにやら腑に落ちないものを感じてしまいますが、でも、それは規定として定められている事ですのでしょうがない事です。(^^)



一般的なイメージとして、修復歴あり = 大きな事故歴がある車 って考えがちですが、それが当てはならない事もよくありますので、今回のように修復歴があったとしてもあまり気にしなくて良いようなケースもたくさん存在します(特に空冷ポルシェの場合は)。


でも、修復歴があるのに修復歴がないと思って普通の値段で買ってしまうのはよくない事だと思いますので(損をします)、重要なのは、修復歴があったとしても、その内容がどういうものなのかをしっかり見極めた上で、納得出来るそれなりのお値段(修復歴があるという事が前提の一般相場よりも安い価格)で購入することだと思います。

特に空冷ポルシェの場合は、前述させて頂いた様なフロントパネルとフロアパネルの2面に跨ってるちょっとした凹みなどは、コンビニ等の駐車場の車止めにアゴを擦っただけでも出来てしまいますが、それが中古車査定の基準上は「修復歴あり」になってしまうなど、ちょっとした事でも修復歴の有無に影響が出やすい車種ですので、修復歴の有無にこだわるよりも、修復歴がある事を逆手にとってお得な買い物をしてしまうというのも、ひとつの賢い買い方ではないかと思います。(^^)

ご存知の通り、良質な空冷ポルシェは減ってますし、あったとしても価格は高騰しています。
でも、賢い買い方をすれば手に入れられるかも知れません。
夢を諦めないで下さい。(^^)