先週ウチに来た黄色いMINIは、’98年からわずか750台だけ限定生産された
「クーパーBSCCリミテッド」というモデルです。
BSCCというのは1960年代、英国においてBSCC(ブリティッシュ・サルーン・カー・チャンピオンシップ)という
カテゴリーのレースがあり、ミニが上位を独占していた時期がありました。
1968年にはクラス別、総合、果てはクラスを飛び越えての総合優勝まで、全てのレースにおいて主なタイトルを
総なめにしており、1968年から30年目を向かえ、BSCCにおける数々の栄光から
30周年を記念して発売されたのがBSCCリミテッドになります。
モデル末期のクラシックMINIには、他にも「スポーツパックリミテッド」「ポールスミス」
「40thアニバーサリー・リミテッド」「ヘリテイジ」などの限定車が存在しますが、
その中でも特に「BSCCリミテッド」「ポールスミス」「ヘリテイジ」の人気が高く、
しかもMT車で、そのうえコンディションが良い車両はとても希少で滅多に市場に出回りません。
ちなみにBSCCリミテッドがフツーのMINIと何が違うかというと・・・
まず、1番目を引くのが↓このド迫力のオーバーフェンダーと13インチのアルミホイール。
これを標準で履いているのはBSCCとスポーツパック・リミテッドと
40thアニバーサリー・リミテッドだけ(のはず?)です。(^^;
室内も上質なレザーで仕立てられたBSCC専用のインテリアです。
レザーは合皮ではなく本皮を使っており、グリーンのカラーは限定車にしか採用されていません。
ちなみにホワイトメーターパネルも限定車だけの装備です。
傷みもほとんどなく、超キレイでしょ♪
この車は素のBSCCリミテッドの装備以外にも、前オーナーの手によって更に手が加えられています。
見れば見るほどめっちゃお金が掛かってます。
たとえば、イエローメタリックのボディカラー。
これはBSCCリミテッド純正色ではありません。(元色はグリーンのようです)
普段は目に付かない細部にもきちんと塗装がしてあって、前オーナーさんのこだわりが窺えます。
黄色いMINIってめっちゃ可愛くないですか?
ボクはこの色に一目でやられてしまいました。(^^;
塗装して間もないようで、キズらしいキズが全然見当たりません。
足もスペックスの減衰力調整式のショックにコイルサスの組み合わせになってます。
純正のサスはバネではなくラバーコーンだから、一般道を走ってても乗り心地は悪いですが、
この車の乗り心地はMINIだという事を意識しなくても、フツーに乗れる乗り心地です。
しかも、スタビまで装備されているので、コーナーはよく粘ってくれるから運転がめっちゃ楽しい♪
マフラーも真ん中出しのでっかいのが付いてます。
低い音がしますが、音量は抑えられてます。
あと、レーシングミラーや
4連フォグ。
ドアトリムなんかの細かい部分までちゃんと手を加えてあります。
この車の事を色々書き出すと、止まらなくなってしまうので
今日はこんくらいにしておきますね。(^^)