先週やってきた’73 911Tですが、エンジンはOHされたKジェトロの3.0L(SCエンジン)を積んでいます。
オリジナルの2.4のキャブほどのシビアさはなく、扱いやすいエンジンです。
かとKジェトロの3.0は決してかったるい感じはなく、それどころか痺れるようなレスポンスに取りつかれてしまいます。
今でも3.0SC信者が多いのも、このエンジンを一度経験すれば頷けます。
しかもこの個体のSCエンジンはOHされてる事もあって非常に調子がよく、どこまでも気持ちよく回っていきます。
もちろんオイル漏れなど皆無で、どこから見たって凄くキレイなエンジンです。
このコンディションならとても安心してナローを楽しんで頂けるはずです。
エンジンやミッションのナンバーマッチングに拘って、フルオリジナルを追い求めるのはもちろんナローの楽しみ方の王道ですが、この車のようにひらりひらりと軽い身のこなしが出来るナローの良さはそのままに、古さからくる神経質な部分を扱いやすいものにリプレースしながら、身の丈に合った付き合い方をするのもナローの一つの楽しみ方だと思います。(^^)