先日より販売中の930改3.6ですが、今日の午前中に日本自動車査定協会(JAAI)の査定士さんにお越し頂き車両の状態をチェックしてもらいましたが、修復歴はありませんでした。
以前販売させて頂いた時にもこの車の修復歴のチェックはしてるので、この結果は予定通りと言えば予定通りだったのですが、これだけサーキットをガンガン走ってたドンガラ車両なだけに、この結果はつくづく驚きです。
歴代のオーナーさん達は、きっと運転が上手かったんでしょうね~(^^)
この車の場合、見た目は内装がドンガラだったりロールゲージが入っていたり、いかにも走る事に徹した戦う車両って雰囲気なので、フルオリジナルのバリモンの930なんかと見比べてしまうとパッと見くたびれて見えてしまうかも知れませんが、たとえばエンジンやクラッチがOHされていたり、フロントの355mmのローターもほぼ新品状態だったり、サーキットをガンガン走ってた車両のほうがしっかり整備されてたりするので(命に関わりますからね)、中身はこういうポルシェのほうがかえってちゃんとしている事も多いです。
それに加えてこの車の場合、ボディの骨格についても「修復歴なし」というお墨付きまで付いてますので、中身を重視して空冷ポルシェを探されてる方にとってはこれ以上ないほどお得な車だと思います。
逆にパッと見はキレイだけど、エンジンや機関はくたびれていて、ボディもよ~く見ると修復歴が潜んでいるポルシェなんていくらでもあるから危険です。
これだから古いポルシェ選びはパッと見の上辺だけの印象だけでは判断出来ませんよね。
たとえば外装の飛び石キズや塗装のクリアの状態の良し悪しなんてあとからどうにでもなります。
でも、エンジンやミッションのOHが近い将来必要な状態だったり、走行に支障が出るような修復歴が潜んでたりするポルシェをそうとは知らずに買ってしまったら、あとでとっても寒い目に遭う事になります。
ポルシェはパッと見の印象や走行距離等に惑わされず、中身を十分吟味してから慎重に硬い買い物をしましょう。(^^)