ミニって見れば見るほど車の造りとして感心させられる部分がたくさんあります。
これが約50年前に開発された車だと思うと、驚いてしまいます。
ミニの開発にあたり、当時この車に求められたのは小さなボディと大人4人と荷物が納まり、
なおかつ経済的である事・・・だったそうです。
そのため、省スペース化を実現する為に、エンジンとミッションは2階建てとなり、
ミッションはなんとデフごとエンジンのオイルパンの中に収納されてます。
エンジン、ミッション、デフを合体させ、自動車史上初のFF(前輪駆動)で
エンジン横置き搭載という画期的なメカニズムが産まれたそうです。
↓これがウチのミニクーパーのエンジンルームです。
タイヤをボディの4隅ギリギリに設置するレイアウトや4輪独立懸架サスペンション。
10インチホイールのタイヤを開発・採用することによる重心の低下と安定性。
モノコックで形成されたボディと駆動軸の中心にのったエンジンとのバランス、足回りの安定が
類まれなるコーナリング性能を実現。
省スペースの偶然の功績が、自動車工学の奇跡とまで呼ばれるミニを生み出したのかも知れませんね。
ミニを眺めていると、現代のコンパクトカーのベースになっている部分が随所に見られ、とても勉強になります。
やっぱ歴史に残る名車って・・・凄いです。