これが993カレラのエンジンです。
日本屈指のポルシェチューナーとして名高いナカガワオートにて全バラ&フルOHされています。
このエンジンはOHする寸前にもクラッチOH、デスビOH、ショックOH、各G/K類交換など
結構大掛かりなメンテナンスを受けていますが、その内容だけでは飽き足らず、
あらためてエンジンフルOHを施し、完璧な状態まで持ってきています。
基本的にはノーマルベースですが、ナカガワオートがただエンジンをバラして組んだだけの仕事をするはずもなく、
耐久性をキッチリ計算し尽くした上で、随所にチューニングのハウハウを散りばめられており、
基本的にノーマルパーツしか使用していないにも関わらず、パワーとレスポンスは
ノーマルエンジンとは比べ物になりません。
各パーツのバランス取りは勿論の事、組みかたの一つ一つ、ボルトの締め付け方の一つ一つに至るまで
これまでのレーシングポルシェ製作のノウハウが注ぎ込まれながら、一台のエンジンが完成していきます。
乗ってみるとアイドリングからレブリミットまで空冷ボクサーエンジンとは思えないほどスムーズに回り、
空冷ポルシェ乗りがこの車に乗ると、きっと誰もが驚かされると思います。
ボクも含めたボクの地元のポルシェ乗りがわざわざ大阪の中川オートまで足を運ぶのは、
耐久性が高くて速いポルシェを造る上での中川社長の職人気質なこだわりと、
30年以上に渡る経験から得られたチューニングのノウハウを自分のポルシェに注入するためであり、
その為だったら時間や手間暇は惜しいとは思いません。
この993に長年乗ってきたオーナー氏もそんなポルシェ乗りです。
超一流の技術力とノウハウを持ったチューナー(職人)なだけに、お金だけポンと積んでも
なかなかエンジンは組んでもらえない事や、仕事を請けてもらえても、あってないような納期を待つ忍耐力も
必要になる事を考えると(笑)、この993にはお金では買えない価値がたくさん詰まってると言えると思います。
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