先日、996カップがやってきた日に、少しだけ近所を走らせてみました。
実はまた腰を壊してしまい、この日はコルセットしたままの状態だったから、
そのへんをちょっとだけ動かすだけでもう腰が限界でした。。(^^;
近所迷惑なのであまり回転数も上げず(笑)、ソロリソロリという感じで走りましたが
それでも動かした瞬間からこの車が明らかに素のGT3とは全く別物だという事が
すぐに体感出来ました。
まずはエンジンをかけてみます。
まずはエンジンをかけてみます。
この車は996お約束のキーシリンダー問題を回避する意味も含めて
スターターボタンでのプッシュスタートに変更されています。
キーがONの状態でキルスイッチのボタンを押してプッシュスタートしてやれば
至ってフツーに一発でエンジンがかかります。
フルコン化と同時にアイドリング対策も施されているので、アクセルを煽ってやる必要もありません。
乗ってみて、まずはじめに驚いたのがエンジンのレスポンス。
アクセルのすぐ後ろにエンジンがくっついてるんじゃないかと思えるような感覚で、
足の動きにぴったりエンジンが反応します。
しかも回転が落ちるのが早い。
まるでキャブ車みたいにビンビンです。
さすがセッティングの決まった6スロ+フルコンはイイですね。
これまでGT3系は後期のストリートとクラブスポーツが過去にもウチにやってきましたし、
前期のカップカーも乗らせてもらった事がありますが、それらのどれとも次元が違うレスポンスです。
長年空冷に慣れ親しんできたボクにはこのビンビンさはたまりません。
このカップはATSのメタルクラッチ(ちなみに新品)が入っているので、
半クラがほとんど無い事を想像しながら気を使ってミートしましたが、
結構フツーに車が動き出しました。
じゅんのすけ号のメタルや以前ウチにあったGT3CSのツインプレートの方が
よっぽどスタートがシビアです。
ただ、動き出してからが全然フツーじゃない。
マフラーの爆音とギャーン!っていうミッションノイズが容赦なく車内に入り込んできて、
しかもそれが鉄板剥き出しの室内でこだまします。(笑)
この日は一人で乗ってましたが、仮に助手席に誰かが乗ってたとしても、
全然会話が成り立たないと思います。
もしこの車で自走で遠くのサーキットに向かうのなら、耳栓が必要かもですね。(笑)
しかもエアコンもヒーターも当然あるはずがありません。
ま、レーシングカーはこのくらいストイックでないと乗ってる気がしませんけどね!(変態)
快適性はともかく、運転そのものはとてもしやすいです。
快適性はともかく、運転そのものはとてもしやすいです。
動かすだけならノーマルのMTのポルシェを乗りこなしている人であれば、
全然フツーに運転出来きてしまうと思います。
ただ、通常のポルシェと大きく違うのはステアリングの切れ角の小ささ。
ハッキリ言って「エッ?これだけ?」って思ってしまうほどハンドルが切れません。
フツーの車の感覚で小道に入ろうとしたり、ましてやUターンなんかしようとすると
何度も切り返さなきゃいけない羽目になります。
ボクもこの日、2車線の道路でUターンを試みましたが、対向車を止めて謝りながら何度か切り返す事になり、
かなり恥ずかしい思いをしました。(^^;
こんなド派手なやかましいポルシェで何度も道端で切り返すのは、
スゲ〜車乗ってるのに実は運転が超ヘタクソなヤツみたいで(事実ですけど)
これはかなりこっぱずかしかったっス。(^^;
サーキットオンリーであれば、このくらいの切れ角があれば、あとはリアのコントロールで
何とでもなるのかも知れないですけど、街乗りもするならGT3のギアボックスに交換してしまったほうが
もっと乗りやすくなるかも知れません。
まー、このあたりについても早めにステアリングを切るコツさえ掴んでしまえば、
かなりの場面で回避は出来るそうなんですけど・・・・・ちょっと慣れが必要かもですね。。
つか、こんな車で街乗りしたいと思う人もなかなかいないとは思いますが。。
つか、、そもそもこんなものにナンバーが付いてて堂々と公道を走れる事自体が反則ですから。(笑)
少しだけスピードが乗ってきたところで、ハンドルをククッと切ってみると、
車体が左右にクイックイッと反応します。
素のGT3だとここまでは敏感に反応しないので、このあたりはさすがに本物のレーシングカーですね。
近所でチョイ乗りした程度でもめっちゃダイレクト感がギンギンに伝わってきて
アドレナリンが急上昇するから、こんなものでサーキットなんて走ろうもんなら、
好き者だったら確実に鼻血ブ〜だと思います。(笑)
預かってる車両なので残念ながらサーキットに持ち込んだりとかはさすがに出来ませんが、
首都高走る程度ならオーナーさんにも了解をもらっているので、
今度時間を作って湾岸線でも走ってみて、またあらためてインプレしたいと思います。