お役立ち(?)情報

ポルシェ買うときは確認しましょう

突然ですけど「登録事項等証明書」ってご存じでしょうか?

ウチは買取や下取り等で個人の方から譲り受けた車は、商品にする前に必ず「登録事項等証明書」を入手してます。

陸運局に行って申請すれば誰でも発行してもらえるものなんですが、これには新車時から現在に至るまでの、

いつ誰の名義に変更されたか、全ての履歴が記述されています。

古いポルシェなんかは結構色々な地方の色々な方の手に渡ってきてるものがあり、

中にはかなりの有名人が乗っていた履歴が残っているものもあって面白いです。
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で、なんでウチがわざわざこんなものを入手してるかというと、車って借金の抵当権を設定する事が出来るので、

その車が借金の担保になっていないかどうかを念のため確認する為です。

厄介な事に車検証には抵当権設定の事実は表記されていないので、

こればかりは登録事項等証明書を出してみないとわからないんですよねぇ。。

これって怖くなんですか?

車検証にもどこにも書いてないんだから、抵当権付きとは知らずに車を買ってしまう可能性だって十分にあります。

まあ、不動産にはよく抵当権が設定されてる事はありますけど、車の場合は価値の変動が大きい事もあって

なかなか抵当権が付いてる事って稀な事ではありますけど、ポルシェの場合は古くなっても価値の下落は少ないですし、

それどころか最近は逆に古いポルシェの価値が大幅に上がってしまっているケースも多々ありますので、

今どきの頭のいい金融屋さんなんかは、価値のあるポルシェに抵当権を設定してお金を貸してしまうケースもあるようです。

もし抵当権付のポルシェを知らずに買ってしまって、あとで怖いお兄さんが出てきて車を差し押さえ・・・なんて事、

考えただけでもゾッとするけど、悪いヤツがやろうと思えば簡単に出来てしまう詐欺行為だから恐ろしいです。

特に個人売買の場合、そうやって騙されたというケースを聞いた事があります。

なのでウチが買い取った車は商品として売り出す前に必ず登録事項等証明書を取るようにしてるんですけど、

クソ真面目にこんな事やってる車屋さんも多分ほとんどないと思います。(苦笑)
ポルシェは高い買い物です。

後で泣きを見ない為にもオイル漏れの箇所等のコンディションをしっかり確認する事はもちろんですが、

いつもこのブログでお話している修復歴がない事を証明する「車両状態確認証明書」と併せて、

「登録事項等証明書」を車屋さんに提示してもらい、修復歴や抵当権等の設定が無い事をしっかり確認してから

ポルシェを購入される事をオススメします。
ちなみにあなたのそのポルシェ、大丈夫ですか?

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