先日やってきた赤い930改3.8ですが、先日査定士さんが別の車の鑑定でいらっしゃった時に、ついでにこの930の状態もみて頂きました。
この930は軽量化のため屋根をファイバー製に交換してありますので、中古車の査定基準としてはその時点で「修復歴あり」と診断されてしまいますが、この手の車両の場合、査定基準としての修復歴うんぬんよりも、走行に支障が出るようなフレーム(骨格)の損傷の有無のほうがはるかに重要だと思います。
サーキットを走ってる車両の場合、クラッシュはつきものですが、問題は過去のクラッシュがフレームまで損傷しているものなのかどうなのか、また、仮にフレームの損傷があった場合、フレーム修正機等でキッチリと寸法出しを行いながら修理がされているかどうかがとても重要になります。
というわけで、ほんの一部だけですが、この930の主要な骨格部分の画像がコレです。
過去にクラッシュがあったかどうかの判断をする時は、上の画像部分以外にもかなり多くの部位をチェックしていきますが、驚いたことにこの930は過去にクラッシュはしてないようです。
あれだけ全国行脚してレースを走り回ってた車両なのに、全くクラッシュした形跡がないのは驚きです。
もし屋根がファイバー製に置き換わってなければ、「修復歴なし」の状態ですね。
正直言うと、レースを走ってた車両なので修復歴の一つや二つはあるものだと思ってましたけど、これはマジで凄いです。
やはり前オーナーのYさんは、車の造りかたも丁寧だけど、運転も丁寧なんですねー
恐れ入りました!(^^)