年末なのでデスクワークを少し片付けてたんですけど、その中で直近3年間のポルシェの車種別の台数の集計をしてみたところ、少しだけガレージJが扱っているポルシェの最近の傾向が少しだけ見えてきました。
水冷と空冷の比率を見てみますと、
H26年 水冷 : 空冷 = 52% : 47%
H27年 水冷 : 空冷 = 55% : 45%
H28年 水冷 : 空冷 = 63% : 37%
と、予想通り水冷の比率が増えてはいるものの、意外と空冷が健闘していることに逆に驚きました。
空冷は値段の高騰がよく話題にあげられてますけど、相変わらず根強いファンは多いですし、それに高い値段で買ってもリセールもいい事をわかってらっしゃる方も多いので、台数的にはしっかりとした動きがあるようです。
上の数字の水冷と空冷の比率をみると空冷の台数が減っているように見えますが、実際には空冷の台数は決して減少している訳ではなくほぼ横ばいで、ウチの場合は以前に比べて全体的な台数が増えており、997系が全体的な台数の嵩上げをしているのですが、それもあって相対的には空冷の比率が少なくなって見えているだけです。
各モデル別のざっくりとした傾向は、996、964、993、930/ナロー系が横ばい、997が増加、ボクスター/ケイマンが増加という感じです。
ちなみに今年販売させて頂いたモデル毎の絶対台数としては、996 > 997 > 964 > 930/ナロー > ボクスター/ケイマン > 993という感じで、996と964が売れ筋なのはいかにもガレージJらしいところだと思います。(^^)
昨年と今年の違いは964の台数を997が上回ったというところが実は一番の特徴で、来年はもしかすると997の台数が996を上回ってしまうかも知れないと思えるほど997系は勢いがあります。
で、来年の予想はというと、水冷と空冷の割合が7対3くらいになって、車種別には997の台数が更に増えていく感じなのではないでしょうか。
ま、今年の締めくくり的にこんな事書いてみましたけど、ご存知の通りガレージJは一般的なお店とは特徴が違ってますから傾向的にもかなり偏ったものになってると思いますが、少なくともポルシェの中古車の主役はだんだん997を中心とした水冷系のモデルに移り変わりつつあることがおわかり頂けると思います。
そしてこの傾向は今後ますます強くなっていくものと思われます。