先週末、またまた凄いのがやってきました。
それは↓こんな車です。
目を疑うほどキレイなナローです。
ベースは’83SCですが、’73RSのプロトタイプとも言える2.5S/Tをモチーフに細部にまでこだわって再現された車両です。
写真では判りづらいかも知れませんが、オレンジとレッドの中間色のような濃いめのオレンジの色合いがたまりません。
ちなみにこのペイントはポルシェAGにオリジナルの調合の資料を問い合わせ、当日の色合いが忠実に再現されているそうです。
ザッとこの車の内容をご紹介しますと・・・・・
1.フロント周り
まずボンネットは73RSライトウェイト用(スチール)で、このボンネットを取り付ける為にフロントメンバーもナロー純正に交換されています。
更にはフロントバンパーは911S純正、ウインカーやメッキのヘッドライトもナロー純正、クレストデカールは当時物のオリジナルです。
2.リア周り
73RSライトウェイト用リアバンパーにリアのリフレクターは純正の新品、ダックテールの網もナロー純正です。
ちなみにチラリと見えるナンバープレートは2ケタナンバーのまま維持されており、何気にこういう所も貴重です。
3.ウインドウ周り
メッキドア枠はもちろん純正で、リアクオーターの枠は黒になってて違和感あるように見えますが実はこれがオリジナル。
モール類は新品です。
ナローのドアノブも新品で真っ新のメッキがピッカピカです。
4.室内
ダッシュボードはナロー新品、ステアリングもナロー純正、73RSライトウェイトシートが左右に奢られ、ドア内張りも73RSライトウェイトになっていて、手動のレギュレータハンドルも純正です。
ただ、メーター周りだけは930用をそのまま使ってます。
5.エンジン+排気系
3.2LをKジェトロで制御し、排気系は新品のタコ足に新品のナロー用マフラーの組み合わせで、感覚的には3.0SCをパワーアップさせて上のパンチをとても鋭くさせたようなエンジンを軽いボディに載せたような感じで
これがまた何とも言えず運転が楽しいです。
ポルシェファンの方なら多分おわかりかと思いますが、こんなポルシェ、いくらお金を積んだってそう簡単には作れるものではありません。
コツコツと何年もかけて世界中からパーツをかき集める労力も計り知れませんが、今となってはもう絶版となっているパーツや1点物も多いので、これからこれと同じものを作ろうと思っても現実問題として無理だと思います。
こういうポルシェが発するオーラはハンパではなく、それこそ何時間でも眺めていたい気持ちになります。
叶うものならこんなポルシェを毎日眺めながら過ごす事が出来たら、どんなに幸せだろうと思います。 (^^)