月曜日はSL君を引き揚げてくる途中、青ポル君のオーナーさん宅に寄り現車確認をしてきました。
結果は、ボクが想像していた以上にキレイな車でした。
それもそのはず、オーナーさんがこの車を仕上げるにあたって、外装・内装共ほぼドンガラ状態にしたうえで
ショップで何ヶ月もかけて前後バンパーはもちろん、前後フェンダー、左右ドア、前後フードと
屋根以外のほぼ全部をサンバーストのFRP製パーツで組み付けを丁寧に行い、
その上で外装・内装を全塗装してからモールやガラス類の組み付けを行っているので
完成した時点ではまるで新車のような状態にリセットされてます。
しかも、車が完成してからサーキット走行をあまり行っておらず、
たまにツーリングに使う程度で、ほとんどガレージの中で時間を過ごしてきた車なので、
今でも極上の状態をキープしてきてます。
たとえば、このFRPのバンパー、目立つ飛び石がほとんど見受けられません。
ボンネットやフェンダーもツヤツヤしてます。
たとえば、こーゆー部分を見れば、この車がいかにキレイかお分かり頂けますでしょうか?
それと驚くべきなのは、このボディのチリ合わせ。
フツー、これだけFRPのパーツを多用していると、バンパーとフェンダー、ドアのチリが合っていないとか
あるいはパーツそのものの面にFRP特有の歪みが見受けられるものなんですが、
この車の場合、まるでノーマルボディのようにキレイに仕上がっています。
これは、サンバースト製のパーツそのものの精度が高い事はもちろん、
ボディを組み上げたショップさんの力量がかなり高くないと成し得ない業です。
塗装についてもかなり丁寧に下地処理を施した上で何層にも時間をかけて塗装を行ったそうです。
エンジンもオイルの滲みすらなく、サラッとしたキレイな状態でした。
常にフルメンテ状態をキープしてきていたので、下回りも滅茶苦茶キレイです。
この日はオーナーさんとも時間を忘れて話し込んでしまいましたが、
オーナーさんがこの車に注いできた愛情は並々ならぬものを感じました。
実際、その愛情がどれほどのものだったかこの車のコンディションを見ればすぐにわかります。
一見、かなりのイジリもののポルシェなので、サーキットでガンガンに酷使されて
各部に疲労が散見される車という印象を持ってしまうかもしれませんが、
この車の場合、全くそれは当てはまりません。
これだけキレイな状態をキープしている930も最近は珍しいと思います。
この930、オーナーさんの希望もあってしばらくボクの管理下に置かせて頂き
次のオーナーさん探しのお手伝いをさせて頂こうと思っています。
こんな極上の930だったら、ボクも自信を持ってオススメ出来ます。
今度の日曜日、早速引き取りに伺いますね。