'00 996GT3CUP

カップカーの鑑定結果

今日はカップカーを日本自動車査定協会(JAAI)さんに鑑定してもらいました。

実は先週の水曜日にも他の車と一緒に出張査定してもらっていたのですが、

車が車だけに構造上の情報量が極端に少なくて、その時ご担当頂いた査定士の方一人の判断では判定が難しく、

再度査定長が同行して査定を行うという事になり、それが今日でした。
イメージ 1
たまたま今日は納車待ちの素のGT3が横に置いてあったので、

それと見比べながら査定出来る部分については効率的に作業が進んでましたが、

カップカーという車はGT3と比べると溶接等で補強を加えてる部分が多く、

上っ面だけで単純に溶接跡などで判断してしまうと必ず事故車という判定になってしまうんだそうです。

なので、通常の車の査定とは比べ物にならないほどの情報量や商品知識、車の構造の深い理解や

車の製造工程のノウハウ等がないと、こーゆーレアすぎる車の修復歴の判定はムリだそうです。

(たとえばこの部分は間違いなく車を組み立てた後に溶接してあって怪しく見えるけど、

車の構造上、この部分はオリジナルの塗料で塗ってあるから工場のラインで溶接したもののはず・・・とか。。)

そりゃそうですよね、カップカーなんて本来ナンバーが付いてない車両だから、

本当は査定協会の守備範囲外の車でしょうし、こんな車の査定を査定協会にお願いするのは

ボクくらいなもんですからね(カップカーは2台目ですけど・・・スイマセン)。
そんなこんなで、今日は査定長さんと担当の査定士さんと2人がかりで1時間以上も

寒い中でカップカーと格闘して頂く事になってしまいましたけど、

鑑定結果はなんと、「修復歴なし」でした。

ナンバー付きのカップカーというだけでレアなのに、修復歴も無い個体となると、

マジで天然記念物のようなもんだと思います。

それによくよく考えてみると、去年やってきたナンバー付きカップカーも修復歴無しだったし、

そんなのが2台続けてやってくるなんて、奇跡だとしか言いようがありません。

こーゆー事って、あるんですねぇ。。。

ちょっとビックリです。(^^;

-'00 996GT3CUP