先日のモテギのポルシェデイにマカンSで行ってきましたので、今日はその時のマカンの感想をアップします。
まずは行きと帰りの高速道路ですが、高速走行については少し先日のブログでも触れましたが、直進安定性が非常によく、スポーツモードで走行すると足の硬さも丁度よく、めちゃめちゃ乗り心地が良くて快適です。
この高速での快適さはボクは今まで乗った車の中でも最高ランクの中の1つだと思います。
帰り道では渋滞だったのですが、レーダークルーズコントロールが非常に頭が良くて、0キロで停止するまで解除されることなく前の車にちゃんと追従してくれます。
普通のクルコン(ボクが乗ってる210クラウンのヤツなんかもそう)では、40キロほどになると勝手にキャンセルされてしまうのがほとんどだと思いますが、この車のクルコンは完全に停止するまでキャンセルされないので渋滞ではとても重宝します。
完全に停止してしまうと一旦スタンバイ状態にはなりますが、前の車が動き始めたらアクセルペダルにチョンと触れるとまた前の車に追従しながら動き始めてくれます。
ボクはクルーズコントロールはどうしても信用することが出来ずあまり好きな方ではないので滅多に使う事はないのですが、このマカンのものに関しては全く不安も無く、特に渋滞ではかなり重宝するので疲れ方もかなり違います。
ポルシェデイでは20分くらいのスポーツ走行枠を走らせてみました。
完全ドノーマルなのでせめてスポーツパッドくらいには交換してから走りたかったのですが、パッドを手配しても納期が間に合いそうもなかったので今回はノーマルパッドのまま走行しました。
ブレーキがノーマルな上に車重が2トン弱もあるし、そもそもSUV車なのでタイムアタックしても多分ブレーキが2週ももたないので、20分枠を最後まで走り切れるようにフルブレーキングしないようにそろりそろりと走り出しましたが、意外にもボクの想像をはるかに超えて意外とサーキットも走れてしまったのには正直驚きました。
ボクのヘタクソな運転で、コースアウトしないようにかなり慎重に走っても2分36秒台では周回してましたので、多分パッドを変えてちゃんと走れば30秒を切って周回し続けられるのではないかと思います。
このタイムで周回出来るという事は、いつも12時間耐久の時にウチの996やボクスターで周回している時とほぼ同じようなペースで走れているという事になりますので、これは凄い事だと思います。
とは言っても、もちろん911(空冷水冷問わず)やボクスター&ケイマンなどのスポーツ系のポルシェにはもちろん全くかないませんが(当たり前です)、それでもSUVでありながらサーキット走行もそれなりに楽しむ事は出来ましたので、ポルシェがSUVを作るとこういう車になるんだなとあらためて関心させられました。
あと、凄いと思ったのはPDKの頭の良さです。
991や981のPDKはかなり良く出来てますが、マカンのPDKも全く遜色なくとても良く出来ています。
あらゆる場面においてのシフトタイミングは適切ですし、コーナー手前でパドルでシフトダウンさせたときも切り替わりが瞬時で、ブリッピングも正確にしてくれるし気持ちも盛り上がります。
サーキットではスポーツプラスモードで走ってましたが、パドルシフトを使わずにDレンジに入れっぱなしで走っていても全然大丈夫でした(というか、ヘタに人間がマニュアル操作しないほうが速く走れるのかも)。
1部V字コーナーなどは意図的にパドルで2速に入れたりもしてましたが、かなり車速を落とさないと2速には入ってくれないので、結局Dレンジに入れっぱなしの時とタイム的には全く変わりませんでした。
と、まあこんな感じでしたが、今回高速道路やサーキットをマカンで走ってみて、ボク的にはかなり気に入ってしまいました。
911で普段乗りしていると、車高の低いスポーツカーであるがゆえに段差の大きな駐車場の出入りでは気を遣うし、RRだと雨が土砂降りになるとあまり飛ばせなかったり、おまけに後ろに人が(実質的に)乗れなかったりと色々な不都合を感じる場面もありますが、これがマカンだと全くストレスなく普段から普通に使えます。
もし、車が一台しか持てない事情がある中でどうしてもポルシェを持つことにこだわりたいのであれば、ボクはマカンがイチオシだと思います。
荷物がいっぱい積めるファミリーカーとしても、週末のドライブを楽しむ趣味車としても一台で全部こなせてしまいますし、それになんといっても運転するとちゃんと「ポルシェ」してますから。(^^)