最近ポルシェ達もいなくなり、M3もメンテで手元にないので、もっぱらW124に乗る機会が増えてきてます。
走行距離が2万キロ台の奇跡的な極上コンディションの車なので、本当は安易にあまり乗りたくないんですけど、
機械モノなのでたまには動かしてあげたほうがイイと思うので、そのへんは割り切って乗るようにしてます。
乗るたびにあらためて思うんですけど、やっぱこの車は名車だとしみじみ思います。
派手さこそありませんが、高級セダンとして丁度いいボディサイズ、運転している時の車に守られてる安心感、
体にしっくりと馴染むドライビングポジション、とんでもない直進安定性、岩のようなボディ剛性、
飽きの来ない内装や外装のデザイン、ドスンと重いドアの閉まる音・・・等々、いいところを上げればキリがありませんが、
ここまで高次元であらゆる面においてバランスの取れた車って、今のクルマには間違いなく存在しないと思います。
「最善か否か」という、この時代のメルセデスの設計思想で造られたからこそ成し得る事の出来る、
まさに過剰品質とも言えるクオリティです。
こういう車って長く乗っても全然飽きません。
現にボクはこの車で4台目の124になりますが、自分の手元から居なくなってしまうとまたすぐに恋しくなってしまう・・・
今まで何10台もの車を経験してきましたけど、こういう車って意外と少ないです。
特にこの4マチックのような、全国探し回っても絶対出てこないような極上コンディションの個体は、
まさに一生モノだと思います。