ウチにあるGT3CSの以前のオーナー氏は、現在カレラカップジャパンやS耐で活躍されている
レーシングドライバーの方ですが、カレラカップに出場する以前はこの車でアイドラーズに参戦してました。
アイドラーズで勝つために、様々なモディファイを施してあり、その作業は一貫してプロモデットで
行ってきていますが、先日お会いしたときにその内容について色々とお聞きしました。
基本的には信頼性が高くて壊れにくいけど勝ちに行けるコンセプトで、エンジンについては
フツーの他のGT3と比べても最初っからよく回ってパンチの効いた「当たり」のエンジンだった為、
信頼性も考慮の上、敢えてノーマルのまま。
立ち上がり加速やレスポンスの向上の為に手を加えたのはエンジン本体ではなく、
ファイナル4.0やツインプレートのメタルクラッチ、プロモデットオリジナルのワンオフの手曲げのエキゾースト等、
周辺側に手を入れて、信頼性を保ちながら速い車に仕上げてあります。
(とは言ってもノーマルエンジン+手曲げのエキマニの組み合わせで実際は400馬力くらい出ているそうですが・・・)
(とは言ってもノーマルエンジン+手曲げのエキマニの組み合わせで実際は400馬力くらい出ているそうですが・・・)
エンドレス(ZEAL)の足回りについてもプロモデットでモディファイしていて、
これについては実戦の中で何度も微妙なセッティングのオーダーを繰り返しながら
納得出来るまで煮詰めてきているそうです。
ブレーキについてはフロントのローターのみRANGEの2ピースのスリットに変更されてますが、
これは純正のドリルドローターがクラックが入りやすい事に対する予防策で、6ポッドのキャリパー等は
ノーマルをそのまま利用してます。
GT3CSのノーマルでも十分レースで利用できる部分については敢えて手を加えずそのまま利用し、
足回りと駆動系や排気系等、手を加えても信頼性は確保され、なおかつ手を加える余地がある部分だけに的を絞って、
その部分を徹底的に煮詰めていき、結果的にバランスの良い、実戦で十分勝てる車に仕上げられている点は、
さすが腕の立つドライバーとレース経験豊富なショップのコラボによる作品だと感心させられます。
また、一連のモディファイは全てプロモデットが関与しているので、今後何かあった時は現車を持ち込めば
すぐに内容がわかるそうなので、この点でも安心できますよね。
外装については、カップタイプのフロントバンパーとターボタイプのスリット入りのリアバンパーについては
ワーナー製(テクニカルメイト製)で、GT3RSのようなカーボンのハネについてはJubily製でした。
特にリアバンパーについては、プロモデットの真ん中出しの排気系がキレイに収まるよう、
ワンオフ加工が施されてます。
外装は純正品っぽいパーツの組み合わせになっているので、コテコテ感が全くなく、センスよく纏まってます。
ボディーカラーが白のこーゆー車って、サーキットではめっちゃ映えるんですよね〜
ノーマルのボディラインを大きく崩す事なく、シャコタンで程よいキャンバーが付いてるこの佇まいは
めっちゃ渋くてボク好みです。
中身についても見た目についても、これはGT3の理想形だと思います。
マジで自分で欲しいなぁ〜、コレ。
貧乏で買えない自分を恨みます。。。(^^;