先日から売り出した途端に問合せを多数頂いた大人気の真っ黒くろすけ君ですが、
以前からメール等で交流させて頂いていた神奈川県の方の所に嫁いで行く事になりました。
こういう人気の高い車は結局のところ、一番早く見に来られた方の所へ行くケースが多いんですけど、
恨みっこなしの早い者勝ちのお約束でしたので、他にご検討頂いた方々には大変申し訳ございませんが、
そこんとこはご了承ください。
今回の次期オーナーさんはこれまでにも’89カレラを経験され、空冷ポルシェとは何ぞやという事は
十分すぎるほど理解されておられる変態さんで(笑)、先週の土曜日にシンリュウさんまでお越し頂き、
現車確認&試乗の後、ほぼ即決して頂きました。
厳密に言うと、試乗が終わってから一晩考えた上で次の日の午前9:11にご購入のご連絡を頂いたのですが、
多分、試乗した瞬間から脳内では既に決めて頂けてたんではないかと思います。(笑)
嫌なもので、これだけ個人の方に車をお譲りする機会が多いと、車を見た瞬間の表情を見ただけで
買いたいかどうか、大体わかってくるもんなんですよねぇ。。(^^)
試乗した感想をお聞きしてみると、カレラ4ってハンドルがパワステの割りに少しずっしりしてたり、
クラッチの踏力も930と似てるもんだから、’89カレラを経験した感覚からしても全然違和感はなかったそうです。
ここからはボクの想像も少し入りますが、4WDの安定した乗り味も然ることながら、
エンジンのビンビンなレスポンスにもかなり脳がやられてしまったんではないかと思います。(^^)
というのも、この車、前オーナーさん(詳しくは書けませんけど凄いメカニック)のご自身の手によって、
フライホイールの重量をノーマル未満、RS以上の丁度いい具合にバランス取りが施されていて、
低速トルクを犠牲にする事なくRSのようなビンビンレスポンスをキッチリ体感できるような、
そりゃ〜絶妙な味付けがされているんです。
上はビンビン、下はモリモリのこの絶妙な感覚は、この個体以外では味わえません。
もちろん、RSクラッチを装着した時に起こるエアコンON時のストール現象なんて、この車には無縁です。
前オーナー氏がポルシェ(特にレーシングカー)に極めて精通した方なので、
こういう味付けが至る所(たとえばプラグ一つ一つの選択まで)に散りばめられている個体なんです。
そのなんとも言えない感覚が、きっと次期オーナーさんにも試乗を通じて感じて頂けたんではないかと思います。
真っ黒くろすけ君は、これからシンシュウさんで点検&車検後、納車前整備をしてからお引渡しになります。
納車まで少しだけ時間を頂きますけど、もう少々お待ちくださいネ!
日本ブログ村のランキングなんですけど、昨日は少しアクセスが増えたものの、依然低迷中です。。