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ビアノのインプレ

先日、S350を納車した時、下取りとしてやってくる事になったビアノ君に少し乗りました。
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このビアノは先代のVクラスの後継車種ですが、エンジンは従来の2.3直4と2.8V6だったのに対し、

E320のV6の3.2Lが積まれていて、パワーは143/174馬力から218馬力に大幅に高められています。

この年代(’05年)のE320の当時の新車価格は750万円前後〜、ビアノが500万円前後〜だった事を考えると、

Eクラスと同じエンジンだなんて、ちょっとお得感がありますよね。

ちなみに駆動方式もFFからFRに変更されています。

実際、Dレンジでフル加速してみると6000回転のレッドゾーンまでギュイ〜ンと回転が伸びていきますし、

パワー感もそこそこあるのでミニバン(ミニといっても十分デカイですが)とは思えないほどの走りをします。

足については、ビアノの上位グレードである「アンビエンテ」はリアがエアサスになってますが、

この車のグレードである「トレンド」はバネサスで、走行フィールが想像以上にキビキビしていて、

腰高感もないからミニバンを運転しているという事を忘れてしまいそうです。

国産の同クラスの高級ミニバンと比べると、装備については簡素だと思いますけど、

こういった車の基本的な「走り」の部分の煮詰め方は、国産ミニバンとは比較にならず、

さすがメルセデスが作ったミニバンだと思い知らされます。
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ボディサイズは全長4755mm×全幅1910mm×全高1900mmもあるので、

特に幅についてはアルファードやエルグランドより100mmも幅広ですが、

実際に乗ってみると全然フツーに乗れて、最小回転半径も5.4メートルしかないので

車庫入れ時等の取りまわしも思いのほか楽です。(アルファードやエルグランドは5.6メートル以上)

これなら奥さんもフツーに運転できますね。(^^)
GARAGE−Jのような事を長くやっていると、車が好きで好きでたまらない人が、

本当に自分が乗りたい車に乗ってみようと真剣に検討してみても、

最終的に家族や奥さんの反対に遭い、諦めざるを得ないというケースを嫌というほど見てきました。

これはとても可愛そうな事ではありますけど、家庭を持っている人間なら、自分自身の我を通す以前に

何よりも家族の事を優先させるのは当然の事だと思います。

しかしながら、ビアノのように自分自身ももちろん楽しめて、なおかつ家族も満足出来るような車も

存在しています。

この車は、今まで自分の車の趣味は二の次にして、家族を最優先にかんばって来たお父さんに

最もオススメ出来る車の中の一台だと思います。

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